添い寝シーンが全員になかったのは残念だった。
怪異や呪物についての話がメインでキャラも少なく青春学園バトルって感じではなかったけど、何を描きたいかがはっきりとしていて楽しめたしワクワクできた。ただその分、主人公の強さとかは物足りないものがあった。
それでも、戦闘シーンや非戦闘シーンでは主人公とヒロインそれぞれの視点でテンポよく進んでいて読みやすかったし、日常シーンと非日常シーンも使い分けも良かった。
刀を構える姿とか戦闘用の立ち絵とCGがかっこよすぎたし、戦闘シーンでの立ち絵の使い方も好きだった。
随所で出てくるワードも厨二心を刺激してきてわかっているな!って叫んでた。
それぞれの武器の違いによる立ち絵も“分かっている”ものばかりで最高だったね。
主人公の絢人くんは常にヒロイン達の事を考えて行動できていたし、自分の失態を認めそれを次に生かすにはどうすればいいのか最善を尽くそうとする姿勢がかっこよくて最高だった。
ヒロインもそれぞれに持つ“強さ”があって心打たれるものがあったし、それぞれに可愛さも違って最高に最高だった!
瑠璃√は「強さ」とは何か。それぞれが持つまたは目指す強さについてって感じで凄く面白かった。
悩む瑠璃に対して絢人くんもきちんと見ていてあげてたし寄り添ってくれていた点などがコレだよ主人公って感じで好感が持てた。
恋人になってからの瑠璃ちゃん可愛すぎたし、パジャマ姿がエロくて可愛くてニヤニヤしっぱなしだったね。というかいつもエロ可愛かった。
恋人になるまでの葛藤みたいなのも主人公も瑠璃も長くもなく良い感じに悩んでくれていて退屈しなかったところもよかった。
デートシーンで下着を見せてどっちがいい?ってやつは言葉で片付けるのではなくCG付きでそのシーンを見たかったよ...。
姫芽√は姫芽の可愛さと母性が爆発していた。このルートでは復習に取り付かれつつもそこからどのような答えを導くのか…というこちらもつい考えさせられる話だったけど、
それで悩む姫芽をしかりと支える絢人くんがかっこよかったし、絢人君が自分の気持ちに気がつくシーンとかも最高だった。
お互いにお互いを守ろうと必死な姿がまたよかったし、ミカとの友情なども物語を上手に盛り上げてくれていて面白かった。
パフェを美味しそうに食べるシーンはこっちまで幸せになってしまう笑顔で最高に可愛かったし、膝枕のシーンでは時折感じられた母性が強く溢れていて甘えたくなった。
添い寝シーンがないまま終わってしまって一度は絶望したけど、クリア後の画面で出てきたときは喜びのあまり叫んでしまったよ。
ただまぁ、贅沢を言うなら添い寝シーンとして本編で見たかったかな。
茉莉花√を構成していたものは「愛」。よくあるテーマだけどこれもまた上手く描かれていたと思う。
茉莉花の熱い告白シーンは茉莉花の気持ちが強く伝わってきて打たれるものがあったし、
絢人くんも少し抵抗を感じさせながらもきちんとその想いに答えていて流石主人公だ!って思えた。
恋人になってからもお互いに手探りで恋人として過ごそうとする姿勢が素晴らしかった
デートの時に来て着た私服の可愛さは群を抜いていたと思う。可愛すぎて変な声が出たし...。
茉莉花とみくるの主従を越えた想いも温かさが随所で感じられていた点もよかった。
前述で話のテンポがよかったって書いたけど、茉莉花√の最後は少し引き伸ばし感は感じたかな。
システム面についても文句はなかったね。
お気に入りボイス機能もどのシーンで保存したかがわかるように小さくだけど、そのシーンがわかるようになっていて素晴らしかった。
キャラ毎に分けられるのも素晴らしい。
タイトル画面の変化もよかったしそれを切り替えられるのも素晴らしかった。
特に姫芽√クリア後のタイトル画面で俺は崩れ落ちた・・・・。