とても温かくて、とても優しい世界
出会ってから仲良くなるまで、仲良くなってからはお互いを知りながら少しずつ意識しあっていって付き合う、そしてその後のふたりで過ごす日々…といったように本当に丁寧に描かれていた。
「この気持ちは何だろう?」から恋だと気が付き、気が付いてからは気持ちを伝えようとする過程やその後のお互いに気持ちを確かめ合いながら距離を縮めていく過程が
特に丁寧に作り込まれていたように感じられたし好きでした。
思春期らしく恋のことで悩んだり、その先のことで不安に感じたりしても周りが助けてくれていたのがほんと温かくて物語の世界が幸せと優しさに満ちていて心地よかった。
また、中学編からの積み重ねが学園編、アフターと恋愛に限らず様々な場面で徐々に効いてくるのもよかった。
将来や夢のことでも、悩んだり不安になったりしながらも必死に前へと進もうとしている姿が凄くよかったし、
雪兎くんもヒロインもそれぞれがそれぞれの夢を少しずつ手探りで探しながら、その夢の先を2人で一緒に見つけ叶えようとしている姿は胸に響くものがあり最高でした。
物語全体としても、みんなで過ごす時間、2人で過ごす時間がきちんと分かれて描かれててみんなでワイワイするのも2人きりでイチャイチャするのも両方楽しめて飽きもなくスラスラと読み進められた。
全部のルートで泣いて最高に浸ってしまったけど、あえて選ぶならべスリーと瑞ねぇと椛!!…あ、ごめんやっぱり全部!!!!!!
好きなエンディングは雛多とべスリー!!!あ、椛も好き…いや全部好き!!!!!!!!!!