絵買い。これはいいものだ...。最初95点を付けてましたが、長文書いて下方修正しました
もともとミヤスリサさんの絵に惹かれて買いましたが、この作品で保住圭さんと詩月カオリさんの存在を知れたのがすごく大きいですね
OPの魔法はあめいろ?は今でも詩月かオリさんの曲では一番好きです♪
システム
個別でボイス音量が調整できればよかった
香苗はさすがに聞き取りづらすぎます
アイキャッチが頻繁に入るのでワンクリックで簡単にとばせるようにして欲しかったかなぁ(一応パッチで対応しましたが、もっと瞬時にして欲しかった)
スキップは早いので快適だと思います
ただ、ログが一括表示じゃなくてワンクリックごとなので、スキップしてて行き過ぎた場合に戻りづらいという弊害がありますがw
シナリオ
日常シーンは3人娘の役割(立ち位置)がはっきりしているのでテンポよく進みます
3人娘が強い友情で結ばれているので、ルート外のときは良いサブキャラとしてメインを支えています
1ルートがそれほど長くないので、何周もしたいと思えるゲームです(実際、3人娘はそれぞれ30周以上ぐらい、恵美先生・ハーレムは10周以上ぐらいはやってますw)
分岐自体は1日目にありますが、合間合間は恵美先生への分岐のための共通部分があります
ストーリーには特筆するところはありませんが、いちゃラブ分が高めでキャラを楽しむのが作法と言えるでしょう
ですのでいちゃラブ系が好きな方にはオススメですが、ヒロイン達が朔太郎に好意を抱くための過程の描写が薄いのが残念かな
あとはキャラによってエロシーンの数がバラバラなのはいただけないです
シーン内容が甘ラブなだけに勿体無い
主人公(朔太郎)
液体など「ぬるい」という概念が当てはまるものがぬるくなる、という能力者
(全国の)能力者の中で唯一、先天性ではなく後天性の能力者
教育実習生と言う事で学生らしい未熟さが目立ちますが、そこは行動によってカバーしようとする気概があるので好感が持てます
ひよこ
能力者ではなく、自分も能力(ひよこは魔法と呼ぶ)が使えるようになりたいと思っています
役割的にはムードメーカーで、多段階ロケット加速少女(=脈絡の無いたとえ話を早口で喋った挙句噛む)って発想は面白いですね
しかしそれは場を盛り上げて寂しがりやな自分を隠すための手段で、朔太郎との仲が進展してくにつれて加速をしなくなるんで、ひよこ√だと後半みられなくなってくのが寂しく感じましたw
自分の感情に素直で甘えたがりなため、常々可愛いです
朔太郎に対する気持ちが恋だと自覚する前に、(同意の上で)初体験を済ませますが、後で「ちゃんと恋だと自覚してからあげたかった」って思うぐらい恋心を募らせるシーンはとくに良かったですね
ひよこは、能力者には苦労が絶えないがそれは能力を使いこなせてないからで、使いこなせるようになれば楽しさも見えてくる、という持論を朔太郎に話し、そんな彼女と一緒にいる朔太郎は能力を使いこなせるようになる、という前提があっての能力の使い道について話してるシーンはニヤニヤものです
エロシーンは4
環
他人の能力を中和(=無効化)する能力者
朔太郎や香苗とは違って能力を使いこなす事ができる
役割的にはゲームメーカーで、基本的には冷静ですが突っ込まれたりするとすぐ激情したりと割と沸点は低い様子
そこがまた可愛いんですがw
朔太郎は速攻環に惚れるんですが、環も朔太郎にかなりの好意を寄せていた様子ですね
でなきゃあんなに早く初体験シーンがあるわきゃないので
しかも展開的には、朔:告白する、環:私には魅力が無い・冗談でしょう、朔:じゃあ魅力を証明しよう、という傍目には強姦風です
しかし環はひよこと香苗が朔太郎に好意を寄せているのを知っているので、朔太郎に気持ちを表現できません
やっと打ち明けようとした瞬間も、朔太郎の不用意な一言によって気持ちを閉じてしまいまうので、なかなか進展しない2人をひよこと香苗がフォローするという展開になっていきます
環√の朔太郎は割と考え無しですねぇ
フォローによって仲直り・想いを交わした後の環は可愛いです、デレだデレw
エロシーンは2
香苗
感情が高ぶると、その感情の花言葉の花を出す能力者
香苗自身が能力の制御ができないため、環の中和能力で処理を行っています
お互いが知り合う前から朔太郎には好意を寄せていたらしく、1日目に最初に声を掛けたのも実は香苗です
役割的にはペースメーカー
普段から能力の暴発を恐れて感情を出さないようにしているので、寡黙でマイペースではありますが、感受性自体は豊かな女の子です
お互いがお互いの想いを理解し、言葉を交わそうとしたときにその想いの大きさゆえに公衆の門前で花を大量に出してしまいます
それこそ環の中和を弾き飛ばしてしまうぐらいの強い想いです
それゆえに、香苗は悩みます
自分のこの能力が朔太郎に迷惑をかけてしまう、と
この後のシーンが秀逸でしたね、人気の無い公園で朔太郎を想って泣く、というのはとても切なかったです
そこで朔太郎たちは考えます
香苗の能力で問題なのは花が出てしまう事(=人目につく)です
実は香苗は、子供の頃は花だけではなく色々な物を出していて、それが環境や知識によって(香苗の家は花屋)、感情と花言葉を結びつけるようになり花だけをだすようになりました
そのことから能力は変化するものであり、花から人目についても問題ない物に変われば良いという結論になります
今までの人生で染み付いた考えを上書きするほどの強烈な出来事とは!
EDでのまとめも良かったです
エロシーンは1
恵美先生
朔太郎の教育実習の担当者
人当たりが良く、他の先生の手伝いをよく買って出ています
サブキャラなので、3人娘にはほとんど関わってこないということから、好感度を上げつつ他の3人のフラグを折る必要があります
それが後半で発生するので、恵美先生√に入るにはかなり後味が悪くなります
合間合間で描写がありますが、恵美先生は実はかなり黒い面を持っており、教育実習の担当者を引き受けたのも先生方の手伝いをしているのも、学年主任選挙で勝つためのポイント稼ぎと言うのがわかります(結果は落選)
それでも朔太郎は、今まで恵美先生から受けた影響は大きいものでありそれは自分とって事実、打算的な考えは誰の中にもあると言う事を主張することによって、恵美先生の心を溶かします
出番は少ないですが割と気に入っているキャラですね
エロシーンは1
ハーレム
3人娘の√後に開放されるのかな?
その状態で、1日目の分岐に選択肢が増えます
よくあるハーレムものとは違ってエッチして終わりのみではなく、それなりの長さで日常パートがあるのが嬉しいですね
朔太郎のアパートの風呂釜が爆発したため、ひよこのマンションに(環・香苗も)やっかいになることになります
その中でハプニングもありつつ、それぞれ恋心を育てていくのがいいですね
エロシーンは1
評価の追加マイナス部分は、環√序盤のエロシーンと朔太郎の性格です