血迷ったSMEE
バカゲーでありながらもストレスフリーなイチャラブゲーという点を評価してきたSMEE
今回も最高だった過去作のMakingLoversをサブタイトルに入れた作品ということで
同じように無駄なシリアスシーンのない質の高いイチャラブゲーが楽しめるものだと思っていた。
それがどうだ
いの一番に飛び込んだ初穂ルート
イチャラブの合間に挟まれる、オカルト、ヒロインの過去にある暗い設定を匂わせる演出
他のゲームのレビューにも書いたが、イチャラブの合間に無駄なシリアスシーンを挟むなと。
ゲームを作る側としては、話に緩急をつけられて楽なのかもしれない。
しかし、プレイヤーにとってはシリアスシーン、それも現実離れをしたオカルト要素を入れられては
まったくヒロインとのやり取りに集中することが出来ない。
「ヒロインとの恋愛生活を楽しむ」というコンセプトは根本から崩れ去ってしまっている。
いったいどうしてこんなゲームを作ってしまったのか
寒いギャグですべるならまだしも、シナリオに意外性を持たせるためとはいえ、SMEEが安直にオカルトやホラー要素に頼ったシリアスシーンを入れてしまったことが残念だ。
もっと「ヒロインとの恋愛生活を楽しむ」というコンセプトを大事にして、シナリオ作り上げてほしかった。
このオカルト設定をすべてひっくり返し、最後に笑いで回収していたらまだ少しは許せていたのかもしれない。
元祖MakingLoversの亜子ルートのようなごく普通のイチャラブするだけのシナリオを期待していたのに。