男キャラに燃えて萌える変わった作品。普通のバトルものかと思ってたがいい意味で裏切られた。
散々言われてる通り男キャラが非常に魅力的。
敵対側の男キャラまでいちいち格好いい描写あるのはポイント高い。
特に会長が個人的にはお気に入りで燃えだけじゃなく萌えですらヒロインたちを凌駕してたのは良かったのか悪かったのか。
ほら泣け!て感じの過剰な演出での泣き所じゃなくてさり気ない感じでの泣き所なのも良かった。
例えば序盤のおっちゃんとの会話とかもそう。
号泣ではないがシンミリと来る。そういうシーンが相当数あるのが素晴らしい。
主人公が無双しない点も個人的には良かった。
そのおかげで周囲のキャラが活きる。
奴隷市場の感想でも書いたような気がするけど主人公無双よりは主人公を控え目にしてでも周囲のキャラをより活かせるならそっちのが好きだ。
ルート毎にキャラの立ち位置が微妙に変化するのも面白い。
どのルートも結構出来が良く飽きさせないと思うけどすずルートだけ多少評価が落ちたのにはさすがに4番目のルートともなるといつもの面子での戦闘シーンに若干の飽きが来てたというのとお気に入りキャラ会長の出番が皆無なこと。それとラストの怪獣大決戦の展開がやや冗長に感じたこと等がある。
只、ラストに限れば怪獣決戦じゃないほう。薬を使わないを選んだほうのエンドは九鬼との会話やエピローグのおっちゃんとのシーンもありどちらかと言うとこちらの展開のほうが好き。
自分は魅力的な男キャラ多数いる作品は大好きなんでそういう面ではとても満足。
売り?のバトルが人によっては段々と飽きてしまう可能性はあるけど特に目立った欠点らしい欠点のない安定した面白さの良作だったと思う。
男キャラ好きならやって損することはまずあり得ない。