共感は難しいんだけど結構見入る作品
羽に引っ張られたのもあるだろうが結構あっさり死を選ぶ。
自殺サークル並みに死んでいく。
そういう邦画を見たことがある。
中々面白いんだが見終わった時に意味も分からなかった映画。
でもそういうの(自害)多いらしいもんね日本。
特に学生。
小学生も多いらしいんだから中々狂ってる。
作中では死にたいというより消えたいということらしいが
そんなことあったか?と思い返してもすぐには思い浮かばない。
だからこのキャラ達に共感出来るかと言われたら正直ほぼ出来ないのだが
だからなのか終わって感想考えても特に思い浮かばない。つまり書くことが余り無い。
死を選ぶことに共感が難しいのに加えて話のテンポはいいから理解と感情が追いつかないと言えばいいのか・・。
エロゲやってるとこういう作品が極まれにある。
それでも純粋に読み物としては結構面白い。
終盤だけやや怪しいとこはあったけどほとんど退屈しなかった。
でもシンジュの死が分からない。
家庭での自分の扱いの悪さに慣れきってた頃に主人公と出会い自分と似てる主人公に段々惹かれていった。(分かる)
前に進むために主人公が他の女が好きなのを知った上で祭りの日に告白する。(分かる)
その後に羽を返してるので記憶が段々消えていく(分かる)
しばらく後に主人公にメッセージ送って死ぬ (なんで?)
結局エラーでメッセージ送れてないとこが悲哀を増す。
自分はこの作品の面白さの半分以上はこの子の存在だと思ってるからすごいモヤモヤするんだよこういうことされると。
ソーダとかアメはまだなんとか分かる気がするんだがシンジュは死ぬ必要があったのだろうか。
もう1つのルートでは記憶を無くしてるけど生きてはいるしまだなんとか希望を感じることが出来る終わり方だったが。
なんとも不遇な子だなぁ・・という印象。
家族関係も結局なんも改善されとらんわけでしょ。
これについては親がクソすぎるんだけどね。妹があんなんなのも結局は親のせいだしな。
ソーダとアメは死んだけどなんか救われてるようにも見えるのにこの子にはそれを感じないのは何故なんだろう。
分からないわ。ちょっと自分の頭じゃ理解出来そうもない。
付き合いたいかと言われたら嫌なんだけど良くも悪くも印象に強く残る子だった。
因縁の九条についてだけど確かにやったことはムカつくんだよ。
ただすべての事情が分かった後なら・・・少しだけ分からんでもないのよ。
九条の場合は色々不幸がありすぎてアレだが男2人女1の友人関係で女を同時に好きになれば
こういうことも普通に起こりえるよなぁ・・と思う。
でも仮に九条の家に不幸が起きてなかったとしたら主人公と明日香が付き合うことになっても関係があそこまで崩れることはなかっただろう。
大きな不幸に見舞われた時に好きだった相手が主人公を好きで自分に向けられてたものが同情だけだったの知った時に歪まないほど強い人間ばかりじゃないんだよな。
むしろあんなことがあっても歪みを全く見せない明日香がおかしいのかもしれんw
エピローグでの4人の関係は今後どうなるのだろう。
個人的にはそこにものすごい興味がわく。