こりゃすごい
ジャンルは田舎を舞台にしたサスペンス考察系。
正直そこまでは期待せずに始めたわけだがこれが良かったのか想像以上に楽しめた。
次から次へ疑問が沸いてくるのでまず飽きない。
テキストも非常に読みやすい部類だと思う。
主人公も妙な癖がないんでいい感じ。比較的感情移入し易いと言える。
おかしな方向へ自己主張の激しいタイプの主人公もいるけどああいうのは感情移入し辛くてかなわない。
このゲームの特徴の1つで現在と過去で場面が頻繁に変わるわけだがここはそこまで細かく覚えながら読む必要もないとは思う。
大まかな違いくらいを頭に入れてさえいれば多分問題ない。
こいつ過去には出ないのに現在では出てくるなとか。
過去と現在でそれなりに年月経過してるはずなのに見た目が変わらないのは何でなんだとか。
なんでこれが72点止まりなのかプレイ中さっぱり分からなかった。
まあ軍の研究施設だの得体の知れないカプセルだのが出てきた時は正直「あ・・w」とは思ったけど。
それを差し引いても十分惹き込まれる内容だったと思う。
いつもより考えながら読んでたおかげかクリア後も大まかな部分では大体理解も出来たし楽しめたけど
細かい部分がどうにも引っかかるんで考察サイト見てすべてを理解してもう1周やってみて「ああ、こりゃすごい。よく出来てる。」という感想に至るわけで。
まあ終盤の展開を受け入れられるか否かで評価も大分変わるタイプのゲームだとは思う。
個人的にはあのなんとも言えない余韻の残るラストも含めかなりの良作だと思った。
ここでの評価を鵜呑みにしないでやってみるだけの価値はあるのではないかと。