18禁RPGは同人のが優れてるのか
評判通りの面白さ。
序盤が少しだけ微妙かなとは思ったけどそれ以降は特に文句なし。
自分はエロ同人RPGだとナナハとかブラックソウルかなり気に入ってるんだけど共通してんのが重くてエグイこと。
これもそういうとこあるから好みに合ってたのも良かった。
勿論ギャグっぽいだとか和やかだとかそういうシーンも割とあるんでやってて気が滅入るだけとかはないんだけど。
そういうとこのバランスが取れてた印象も強い。
欠点らしい欠点が特に見当たらない。
自分が思う良かった点挙げていくと
1.主人公
個人的には主人公は男が理想的なんだけどこの人の場合多分下手な男主人公より男前なんで段々気にならなくなる。
でも女主人公なんでヒロインとの恋愛関係ではまぁあれなんだけど・・。
作品的には多分グイーネがもう1人の主人公て感じがする。
この子が大王だったのは正直読めなかったけどあの状況下では仕方ない部分はあると思う。
それにほぼ洗脳?状態だったわけだし。
それでもこの子のせいで相当数の犠牲は出てるはずなんでそこ考えると多少複雑な心境にはなる。
終盤PT入りするけど使うと外せなくなるほどの優秀さ。
このゲーム状態異常がマジで鬱陶しいので完全に防いでくれる彼女は重宝する。
2.魅力的男キャラ複数。
エロゲだからって女だらけになるより断然いい。
ラスター博士とか絶対裏切ると思い込んでたからあんないい奴だったのが驚きだった。
だから死別した時は割とショック。
まさかあんな早くいなくなるとは思わんかった。
まぁ男女問わずいいキャラ多いよね。
地味なとこではバルカン&獄長コンビ好きだったりする。
3.エロスキップ機能
何気に有難い。
内容が面白いほどダラダラしたエロは邪魔に感じてくる。
いらないわけじゃないあとで見たいだけ。
スキップ選択出来るんだけど飛ばしても内容の簡単な説明はしてくれるんよね。
すごい親切だと思った。
当然飛ばしても後で回想で好きなだけ見れる。
ただ個人的にこの作品のエロって好みに合わないんよねw
自分の大好きなエロ同人RPGは何故か基本的にエロが好みに合わない。
4.重くてシビアな物語
結局終始明るいゲームよりこっちのが面白いのよw
個人の好みもあるだろうけど。
過去編では戦争真っただ中、現在では監獄からの脱出が目的なんで明るくなりようがないのだけど。
特に戦争編なんかだと結構えぐいとこあったりするんでそこが良かった・・というとアレだけどまぁ感心した。
5.聖女スティアラ
一応ヒロインになるんかな。
まさに聖女。
終盤兵器?の説得シーンが良くてあれはちょっと泣ける。
スティアラ教あったら入信してしまいそう。
結構茶目っ気あるとことかも可愛くていいヒロインだった。
エロは使えないけど。
死亡したのはほんとに驚き。
普通に考えれば生き延びてそのままハッピーエンドだと思うでしょ。
エピローグでは一応蘇生して不老不死状態になって生きていくことにはなるんだけど。
でもそれが果たしていいことなのか。
少なくとも知り合いなんてもう誰もいない状況なわけでしょ。
主人公もスティアラ蘇生時もう老人なんだし。
6.向こうにも向こうの事情なりがある。
道中だと魔族ほとんど悪者にしか見えないけど終えてみると多分あっちにも色々事情はあるんだろうなというのがなんとなく分かるんでそういうとこが良かったと思う。
でもどの道やりすぎた感はあるんで滅ぼされるのも致し方なしか。
まぁ後は終わり方も良かったと思う。
結局生きて監獄を出れたのは主人公PTにいたメンツでは主人公だけ。
一見孤独エンドなんだけど色んなもん託されてるからそういう意味では孤独ではないような。
そういうのがなんか終えてからもちょっと考えさせられていい感じだった。
とても面白かったんで次回作Demons Rootsも楽しみだけどそれやるともう他の出来なくなりそうなのが怖い。