ErogameScape -エロゲー批評空間-

道化の華さんのSummer Daysの長文感想

ユーザー
道化の華
ゲーム
Summer Days
ブランド
Overflow
得点
100
参照数
1697

一言コメント

■■■★エロゲ新聞ニュース★■■■

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

■エロゲ新聞社説(2006.6.27)■

■Over flow=いっぱいいっぱい―クソゲレベル100点!?―■


■会社名から見て、彼らは常にオーバーフローしており、もはや自分たちの限界を超えてしまっている。氾濫・流出、つまり、コンピュータで言うと演算桁容量を超えてしまう、あってはならない事態でエロゲー業界を水浸しにしているのである。水浸しになると、酸化が進むばかりか、腐敗さえ起こってしまう。つまり、オーバーフローは、エロゲー業界を腐敗させようとしているのではないか?対策としては、今のところ発売されているH2Oを購入し、しっかりとエロゲー的水分補給をして、夏場対策に備えなければならない。もしくは、Airを応用して、大気中の水分を摂取しておこう。Snowの状態変化によって液体の水としてもOKだが、それらは大気中の化学物質を含んでいる可能性があるため、基本は枕販売の海洋深層水がミネラル成分に優れており良い。

■エロゲー、いちユーザーの道化の華さんより投稿していただきました■

■道化の華(以後D)とエロゲ法学部友人F(専門、エロゲー内離婚調停)&(DMF≠dear my Fabian≒Dear my friend)の会話■
D:「オーバーフロー」
DMF:「有罪」
D「・・・。」
DMF「このまま彼らが、ネット回線に接続できない人に対して、適切な処置を行わない場合・・・つまり、郵送にしろ、民間配達会社にしろ、それらの輸送機関を使ってパッチを当てた人と同等の価値を有するソフトにする措置を行わなかった場合、被エロゲ害者が損害賠償訴訟を起こす=>オーバーフロー=>弁護士=>被エロゲ害者=>エロゲー省に電話=>エロゲー省から特別高等人派遣=>裁判=>オーバーフロー=>国選弁護人vs森田健一=>被エロゲ害者の勝訴」
D「・・・!」
DMF「とりあえず、あの会社はスノーラディッシュバケーションとかサマーラディッシュバケーションとか、明らかにF&Cの<piaにんじんへようこそ>シリーズを類似系軌道に持ち込んだ作品を販売させているから、誠意が見られないだろう。いわゆるパッックリってやつだ。月石のGIFと、という作品も明らかに<最初に戻る>の作品のパクリだが、こっちの会社の場合はpiaを劣化させたような、とてもじゃないが、先人の残した業績を越えられない作品つくりをしているから褒められたもんじゃないな」
D:「知的財産権」
DMF:「そう、月石がサーカスィから模倣したことによって、サーカスィまで他の会社の作品を模倣するようになってしまった。これは大変なことだぜ?模倣は循環するなんていう、理論が確立されてしまいそうだ。まだ、それにアレンジを加えるならいいが、そのまま題材をいただくのは、一流の会社としてはいただけないよな。このままじゃ業界は絵だけ、雰囲気だけゲーのように、内容を類似させた巡回軌道を行うことになってしまう」
D:「http://www.nichibenren.or.jp/」
DMF:「いきなり日弁連はきついだろ・・・。弁護士の報酬に関する規定で、自由報酬になったはいいけど、そんな高い金払えないしな・・・かといって、このままオーバーフローみたいな会社を野放しにしておくわけにもいかないよな」
D:「http://yea.jp/homu/」
DMF:「確かに、そこは無料だが、彼らには資格がそもそもないから、何も法的な権力はないぜ?H2Oの主人公みたいなちょっと、メイド&ア〇ルが好きなおかしな奴もいるかもしれないしな・・・。しかも現実レベル相談だから俺の専攻する分野と違うし、効果ゼロだな。本当に持ち込んだ場合、あの会社が悲惨なことになる」
D:「HP」
DMF:「確かに、リクルート(会社概要)もないしな。普通それくらい書いておくのが基本だって言うのに、代表は何をやってるんだ・・・。書いてあればいいってわけじゃないが、こういった過失を犯した場合、購入層からの信用は一気に落ちるだろうな」
D:「購入者の声:
■人生やめたいです。
■パッチポッチ、ステーション。
■中途半端。
■駄目。
■駄目駄目。
■欲求不満。
■ハァハァ。
■埼京線。
■<通行人(埼京線):「埼京線て危ないだろ!」
■<D:「痴漢積分」
■<痴漢者トーマス:「サラリーマン40代に特に注意」
■Dさんが退出しました。
■通行人(埼京線)さんが捕まりました。
■痴漢者トーマスさんが退出しました。
■刹那タン・・・ハァハァ。
■0点以外つけられない。
■いや、むしろクソゲーの殿堂として100点をあげよう。
■てんてんくんの声が聞こえた。
■over flowよりもてんてん、というかボーボボ。
■ハンターハンターよみてぇ。
■マジ、カイトどうにかして欲しいよね。
■というかあの時の怒りに比べたらオーバーフローなんて・・・。
■いや、今回のほうがひどいだろう。
■ヘルスに行って性病になるくらい酷い話だ。
■summerdays<オレンジデイズ。
■2D>3D。
■エロゲマA:「俺は見送って、枕やるわぁー」
■ギャルゲマA「俺はあえて突入するわー」
■エロゲマAさんは生存し、ギャルゲマAさんは人間を辞めました。
■ぱっちぽっちステーション。
■秋葉原でメイドなのに募金箱持ってる奴には注意しろよ。
■↑地方出身者。
■ていうか、メイド喫茶やってる女ってデリヘル兼業率も高よね?
■オーバーフロー管理ポスト配置決定。
■買っちゃ駄目でしょ。買っても、負けだもん。
■ていうか、普通買わないから。
■「パッチ進化論」―サマデイの本当の進化はここから始まる。
■「エロゲの品格」―エロゲーとは武士道である。
■↑―主にツきである。
■「オバフロ屋は何故潰れないか?」―経営学から見るいんちき商法―
■「エロの壁」-オーバーフローは周囲に理解されない。それがエロの壁である―
■「超エロの壁」-え?犯罪?―
■出版会社A「summerdays、それは、青年たちの熱く、そして爽やかな、もう一つの物語」
■だまされました(其の一)
■だまされました(其の二)
■=sum(だまされた人,だまされたと思わないようにしてる人)
■「ero!:表示可能件数を越えているので表示できません」
■出版会社B:「この夏、あのスクールデイズを発表したover flowが送る夏色の物語、サマーデイズ、前作で味わえなかったストーリーが貴方の元に」
■D:「だまされんなぁ嗚呼アーー!」
■被洗脳者1:「ハッ。イニシャルDの声が・・・」
■教授:「私たちは常に、情報操作された世界に生きています。情報雑誌に書いてあることは、事実を元に編集者が、自分の考えを外的な世間に敷衍しようという計画のもとで設計されているものもあり、決して鵜呑みにしてはいけません」
■生徒K:「エロゲは罪悪ですよ」 」

DMF:「確かに、つまり、今回は見送ったほうがよいということか。発売日というのは、完成した製品を世間に流通させることができる日だから、未完成な作品を出すこと自体がおかしい話だよな。つまり、発売日を間に合わせた誠意っていう論理展開自体がおかしくて、発売日に間に合わせることすらできていない。つまり、未完成なまま流通させることはあってはならないから考察の対象外として、本来なら、発売日に間に合わせるとは、完成させて間に合わせるということだから、完成していない、未完成のまま流通させるということは、現在も会社は製作期間だって言うことになる。まだ、完成してないんだ。完成していない作品を定価で購入してるんだぜ?予約者たちは。未完成の作品を販売している時点で、誠意がないし、ネット環境などにいない消費者のこともろくに視野にないバカな人間たちがあの会社には多いってコトだよな」
D:「自己破産宣告」
DMF:「まぁ、将来的にエロゲー批評空間が巨大なコミュニティを形成したら、影響力でそうなるかもな。ただ、そこまでにいたってないから、今後もあの会社は存続することだろうよ。次回を見て、今回と同じようなら、もう正直駄目だろうな。お前はドウ思う?」
D:「over flowは前作で結構ヒットして、そのおかげで各ショップに流通させる本数が多くなり、延期になって、消費者やショップからの信用度をなくすわけにはいかないという予測はできたが、バクのひどさに対しての消費者からの過剰な反応までは予測できなかったため、今回のような惨事を引き起こしたといえる。つまり、ショップ+消費者に被害を与えるよりは、消費者だけに直接被害を与えたほうがいいという観点。それは、ネット上だけでのパッチ配布ということからも伺える。各ショップにパッチ配布などの対応をとるのは非常に面倒で手間がかかるためやっていない。つまり、そういうことだと」
DMF:「確かにな・・・企業的に有益な観点をみれば、消費者への直接ダメージのほうがいいのだから踏み切ったんだろうな。あとは、バクを甘く見ていたんだろう。いくらアニメーションだからとはいえ、G単位でのパッチはつらいものがあるだろうしな。それを製作段階で軽減できなかったというより<しなかった>のは意図的なことなんだろう。

~fin~

■以下にエロゲー省、エロゲー倫理管理局局長のコメントを掲載しました■

今回の over flow(蕪)の作品「Summer Days」の未完成品と思われる製品を出荷したことに対して、エロゲー政府・与野党との会談の結果、先に述べたover flow(蕪)に対して、厳重注意を促すことに決定いたしました。今後、一定の改善が見られない場合は、エロゲー倫理管理局の管轄のもとで、処分をくだす方針を決定した次第であります。

■over flow より謝罪文掲載(2006.6.28)■

■日頃は弊社商品をご愛顧頂き、厚くお礼申し上げます。

 このたび、弊社が2006年(平成18年)6月23日に発売致しました ウィンドウズ用ゲームソフト「サマーデイズ」におきまして、 本来製品として収録すべきデータではない誤ったファイルが含まれていることが 判明いたしました。
 本来、「サマーデイズ」をプレイされる際に必要とされるデータの一部が、 制作途中の古いバージョンのデータのまま収録されているもので、 これによってゲームの進行に際して、画面の表示や音声の再生、 ルートの進行などに不具合が生じ、プレイを阻害することが判明しております。
 これは、製品出荷時にマスターデータと古いデータを誤って混在させてしまった、 最終出荷確認時の確認ミスが原因です。
 更に、この際に多くのマスターデータが古いデータに上書きされ、 復旧に時間がかかってしまったため、 修正パッチをご用意することが遅れてしまいました。
 データの収録ミス発覚から、誤ったデータの収録規模の把握までに、 社内に混乱があり、対応に大きく遅れをとってしまいました。
 商品をご購入頂いたお客様には、大変申し訳なく心からお詫び申し上げます。

 現在、電話及び電子メールでお問い合わせを頂いたお客様及び、 商品に封入されているユーザーアンケート葉書にてご登録頂きましたお客様につきまして、 随時修正パッチDVDを送付させて頂いております。
 併せまして、弊社OHPにて弊社サーバーからBitTorrent、及び、 ミラーサイト運営者様方のサーバーから、修正パッチの配布をしております。
 更に、店頭配布用として、修正パッチDVDを6月29日から7月2日までに 随時発送致しますので、こちらも合わせてご利用頂けましたら幸いです。

今後、ユーザーアンケート葉書にてユーザー登録して頂いたお客様には、改めて 不具合を解消致しましたマスターディスクを送付させて頂く予定です。

 お客様ならびにお取引先様、関係者の皆様には多大なご迷惑とお手数をお掛け いたしますことを深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことのない よう一層の管理体制の向上に努める所存でございますので、何卒、ご理解とご協 力のほど宜しくお願い申し上げます。(http://schooldays.0verflow.com/sd_index.html)より引用。

■上記の内容を受けて、道化の華(D)さんと友人Fさんの対話を収録しました■

D:「・・・。」
DMF:「お前、法律相談所に行って来たの?」
D:「無駄になった・・・」
DMF:「俺たちの会話がOFに届いたのか、しっかりとネット回線に接続できない状況にいる人たちへの修正版送付、又は、店頭配布や各種マスターデータ送付を行うようじゃないか?」
D:「・・・。」
DMF:「確かに対応としては当然だよな。最低限、これができなければ企業として終わってるって。しかし、とても論理整合性が高い謝罪文だな。お前ドウ思う?」
D:「ケース1=>真実・・・しかし、最終確認を念入りに重ねて、消費者に万全の体制で作品を提供することが普通であり、企業の当然の義務。今回、どんな事情があったにしろ、OFは作品をバグが搭載されたまま出荷したことは、あってはならない、許されない事実としてかわりはない。つまり、そこまでの製作をできなかったということ。作品は、製作段階だけでなく、それを消費者が使った後までのことを考えて作成するのが基本。此の会社は今回それが著しくかけていた。おそらく、バグを誘発するような会社体制になっていたか、何かしらあせっていたのであろうと考えられる。出なければ、このような事件はおこってはならない。

ケース2=>嘘。Dが先日述べた内容による記載。取り返しのつかないことになって混乱し、事実関係を整合するために数日かかって謝罪文を掲載した。正直、簡易段階にしろ謝罪文はパッチよりも早急に掲載しなければならないものであり、それがすぐに出てこなかったということは、社内で今回の対策を考えていた、ということが考えられる。組織があるのだから、対応もできれば、謝罪もできるはず。パッチを製作した段階で、すでに原因は判明していたと考えられるから、その段階で、原因と、謝罪、今後の見通し、を述べるべきであったと考える。ビジネスルールでは、これは基本であり、このような対応もできない会社に対しては閉口せざるを得ない」
DMF:「まぁ、そういうことになるのかな・・・。消費者に手間をかけさせたことは確かだし、謝罪文掲載までに5日程度かかったって言うことは非常にダメージが大きいよな。まぁ、ネット環境にいない全ての人に対しての対応ができるようになったからひとまず安心だよな。一度落とした信用は中々回復できないが・・・」
D:「社員は今後、自分の将来性を考えたほうがいいかもしれない」
DMF:「あそこの内部事情がどうかはわからないが、とりあえず、今後の作品を見て決めたほうがいいんじゃないか?最近軌道にのってきた感じだしな」
D:「とりあえず、アンケートハガキを送付しておいて良かったアル。それがなかったら、きっと今頃富士山のフモトにイルアルヨ」
DMF:「まぁ、ネット回線が普及した時代にも、少数派(マイノリティー)のことを無視した企業は、後で痛い目にあうって言うことの教訓なのかも知れないな」
D:「OFがしっかりとエロゲ新聞見て改心してくれるように願うアルヨ」
DMF:「俺たちが主張した部分は、改善されたから良かったな」

■この文章は引用を除き、後は全てフィクションです。当方は一切責任を負えません■