誰もが隠している欲望を一突きしして解放してくれる。それが―――『近親交際倶楽部』
今回の感想は真っ黒です
この作品を調べてきたという事は、諸兄らにもソレに多少の興味があっての事でしょう
興味本位で調べてきたのであれば覗くのは構いませんが、
もし偶然開いてしまったページなのであれば、回れ右をどうぞ
これより先は自分の領域になるので悪しからず
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―――「多くの名士を墜落させて実感したのだが、肉親と交わりたいという願望は差の大小こそあれ誰しも抱いているものらしい。
ただそれを自覚していないだけだ。そこを突くのが私たちの倶楽部である。
親と子をそれぞれ『赤の他人』としてあてがい、交わらせ、取り返しがつかなくなってから真実を告げるだけで、あとは勝手に堕ちてゆく。
親も子も、皆はじめは憤慨する。喚き散らし、暴れて……力尽きると、どちらも催眠術にかかったように家族の体へ例外なく吸い付くのだ。」―――
<共通前置き>
これまでちょこちょこ有名なエロゲー作品をやってはいましたが、
ここでふと至高の妹キャラとは何かを本格的に探し求めて、この批評空間での情報を元に色んなゲームを買ってプレイした感想を書いていきます
中古値段で買っているので自分の点数には販売価格は殆ど含まれていないという事を留意して頂きたい
基本ネタバレです。読んだ方の興味や参考の助けになれば幸いです
<以下本文>
冒頭にあるのは作中にあるテキストです
このテキストを見て自分はゾクリとしました
そして興奮もしました
これはただのゲームでただのテキストにしかすぎません
事実など含まれていないし、ただの妄言の文でしかないです
―――果たして本当にそうなのでしょうか?
現実ではそんなこと絶対に試すことはできないでしょうし、もし現実起こったとしても誰も口外することはないでしょう
現実の口からは皆が気持ち悪い、あり得ない。きっとそう言うでしょう
いつか、心の奥のどこかで、ふと、そのことを想像して、嫌悪しながらも、一瞬でも憧れたことはありませんか?
―――…本当に、一度も考えたことはないでしょうか?
そんな、人間の闇を優しく突いてくるゲーム
それが本作品『近親交際倶楽部』です
『ぱちぱちそふと』さんの黒い作品を扱った別ブランド『ぱちぱちそふと黒』での制作です
ぱちぱちそふとさん自身が可愛らしいイラストとは裏に中々に際どい内容のゲームをつくるブランドさんなのですが、
ぱちぱちそふとが本気で黒い作品を作ったら真っ黒な作品ができちゃったよ!的なゲームです
自分のユーザーネームである『近親交配』とう言葉をチョイスしたのも、実はこの作品からの影響だったりします
それほど自分に影響を与えた作品の一つですね
現実での近親相姦での実情は知りませんが、それが当人同士達が望むか望まないかは別として、
現実のこの世界においてそれは少なからず存在するのは隠しようがない事実でしょう
それを、ただの嫌悪というハリボテの言葉でそれを暴くか、糾弾するか、
…それとも羨むのか、
それは貴方の中に答えが眠っている筈、
その答えを見つける手助けをしてれるのが―――『近親交際倶楽部』です
はい、そんなこんなでこちらの作品を紹介したいと思います
作品のテーマは勿論『近親相姦』です
実の父と娘との黒い物語です
感想としては先達様方の素晴らしい感想も既にあるのですが、
改めて自分なりに書いていきます
作品のあらすじは
「主人公である男は42歳、妻を持った夫であり、その間に生まれた真面目な学生の娘と三人暮らしをする一般的な家庭である。
しかし、主人公には悩みの種があった。娘も大きくなり自分もいい年齢になったが、性欲が衰えないのである。
パートナーである妻はもともと幼馴染みで学生の頃からの付き合いを経て結婚した。家事もしっかり出来、子育ても十分にしてくれて一緒に娘をここまで育ててくれてきた。愛情もお互いに十分にある。
だが、妻は性欲が著しく薄く、夫婦の営みを殆どしてくれないのであった。
勿論娘を産む前はそれこそしてくれたが、それは正に子作り目的であり、娘が産まれてからは記念日等ごくわずかの回数しかさせてくれなくなっていたのだ。
その原因として体の相性が決定的に悪いというのもあっただろうが。
夜に溜まるたびに一緒の寝室で寝ている妻に声をかけるも『いい年して』と取り合ってくれず我慢する日々。
二人の間にお互いの愛情はあるのに、性欲としてのそれは二人の間に大きな隔たりがあったのである。
そうした日々の積み重ねと、日に日に大人へと成長する愛娘の姿が愛する妻の若き姿に似てきたこともあり、
遂に主人公は夢の中で大事に育ててきた愛娘を欲望のまま犯す夢を見てしまう。
今日の夜も妻から誘いを断れた主人公は、リビングで見た愛娘の尻を思い出し、その感触を今の妻と比較して妄想してしまう
『もし…あの子が娘でなく妻だったのなら、この劣情にも付き合ってくれただろうか。』
そして主人公は夜のトイレに今日も一人籠る。
そんな翌日、妻に期待が出来ない主人公は誰かを襲ってしまう前に本格的に性欲の発散方法を考える為に風俗などの情報を収集しようと考えていた。
そんな時に一通のメールを受信する
送り主は『近親交際倶楽部』からのお誘いだった…」
というあらすじです
この後は、
近親交際倶楽部は「近親者との交際を疑似体験したい者たちからの互助会」らしく、
家族の情報を入力することで近しい相手を探し出し、同じ事情同士でかりそめの家族関係を結び、代償行為を行うことで秘めた願望を満たそうというもであった
マニアックなマッチングサイトと考えた主人公は半信半疑ながらも娘の情報や写真を送る
そうして返信がえってくるとそこには条件にあったそっくりな子が見つかったとのこと
そこで待ち合わせに向かうと、そこには娘にそっくりな赤の他人の娘がいた―――
と続いていきます
ヒロインは実の娘と、倶楽部から紹介された娘そっくりの子の二人です(正確には立ち絵もないですが、この作品においてとても重要な妻の存在があるのでこれはサブヒロインといってもいいかも知れません)
選択肢が多くENDもとても多いので、一発で望む展開のENDにいけた方は『近親交際倶楽部』の素養の持ち主の方かもしれません
間違いなくこの作品が面白いか面白くないかは、プレイヤーの『近親相姦』に対する姿勢と興味と欲望であると思うので、
ここまで読んで興味が湧かなった、気持ち悪くなってきた、
という方は恐らくこのゲームは厳しいでしょう
それともそれでも尚、諸兄がプレイしてみたいと思うのであれば、『近親交際倶楽部』の入会の素養があるのかもしれません
この先の展開が気になる方は、是非プレイしてみてください
父親である主人公と、その欲望の対象とまっている娘、そして娘の代償として主人公と関係を持つ娘に似た子、そして心からは愛している妻が身体は愛してくれない妻
この4人の人の道を違えた末路が見れます
さてこのゲームのENDは7種類です。(先達様達の感想にそれぞれ一部抜けのENDがあったので統合しています)
どれがGOODやTRUEかは自分の主観で付けさせてもらっています。まぁBADやNORMALが現実的に考えるとGOODだったりするのですが、当人たちにとってのENDと見た場合で付けさせています
ここから先はネタバレがになるので、楽しみの方は回避をお願いします
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・近親交際倶楽部拒否END(BAD END)
初めて近親交際倶楽部から来たメールを削除するEND。誰にも何も変化は起こらず、ある意味一番GOOD END
現実の父親はここでこういうスパムメールを削除して、自分で調べた風俗店に通い、ハマりすぎてそれが妻にバレて怒られて、娘の成長を見ながらいつかくる結婚式に怯えながら歳をとる…
それが何処にでもありふれている現実のカタチなのでしょうね
・武藤 怜花END(EXTRA END)
気付かないフリをして娘に似た子との交際を続けるEND
近場の結婚式のイベント会場でウェディング衣装を着て貰っての足コキプレイあり
長い間の関係を続けた故にその子の正体に気付きながらも、関係を続けたいがために知らないフリを続けている主人公
妻やら本人やら、この関係はいつまでも続かずいつかは来る終わりを感じながら足コキで気持ちよくなって終わります
この先どうなるのか全くわからないのでEXTRA ENDとしました
結構隠しENDっぽい感じです
唯一の怜花ENDであり、ウェディング衣装はポイント高いです
余談ですけど、怜花ちゃんに自分の愛娘の制服着させて自分の愛娘として疑似エッチするやつ、一番興奮しました
・娘との関係を全て打ち明け、妻とやり直すEND(NORMAL END)
このENDはCGもないのでゲーム的と多くのプレイヤー的にはきっとこれはBAD ENDとなる思うのですが、自分はこれを主人公の救いのENDだと思いました
このENDが唯一、主人公と妻が真の意味でやり直し、主人公の本来の目的であった妻と愛し合うことが達成できたENDだからです
このENDでは関係がバレた娘と離別しますが、妻も主人公を拒否し非があったことを認め離婚もせず主人公と愛し合うようになってくれます
元来、妻と愛し合いたかった主人公であり、身体はともかく心では妻とお互い愛し合っていたのはよく描写されていたので自分はこの結果に不満は感じませんでした
そこに横やりを入れ悪魔の誘惑をし掛けたのがこの娘張本人の仕業なので、この結果は正直自業自得…
というか例えば、犯罪を犯した二人の共犯者がいて、
そのうちの一人が先に自首しもう一人を裏切ったとしてその自首した人を、裏切られた共犯者が可哀そうと自首した方の犯人を非難しますか?
このENDは正にそれでしょう
・普通の親子に戻るEND(GOOD END)
父親との関係を求め続ける娘への説得の末、普通の親子に戻るEND
父親の心がもう自分には向けられない事を感じた娘が関係を続けることを諦めてくれます
妻にもバレてないので二人の関係は二人だけの闇の中へ消えていきます
それでも娘を抱いたという傷跡は残り、いつかは罰を受けなければならないことを感じながら、
娘といつか巡り合い恋人になれる誰か思いながら日常へと戻っていきます
こういっちゃなんだけど、一時とはいえ父親は役得の結末ですね
・浅野 由里子END(IMMORAL END)
妻に娘との関係を隠しながらも関係を続けていくEND
この関係を続けてはイケナイことを感じながらも、一度知ってしまった娘の身体をいつか誰かに奪われるのが我慢できずますます娘の身体に溺れていきます
最後は寝ている妻の真横で娘と交わうシーンで娘から妻への対抗心の現れだと感じます
このまま更に続けていく関係がいつか来る崩壊を予感させながらも、
全くその関係を終わらせるつもりがないお互いの独占欲が、娘からの妊娠懇願を呼び起こし、父親は中膣出しの躊躇を完全に失くしています
早晩この関係を続けていった場合、このENDは次に紹介するENDの前日譚な感じもします
・父娘相姦妊娠END(HAPPY END)
妻に娘の関係を続け、もはや開き直った二人の関係の果てで、もうただ妻にバレていないだけの状態になったENDです
所かまわず父娘との関係を続け中膣出しした結果、当然の結果となり、妻にも娘の妊娠が発覚することになります
娘はお腹の子の父親が誰か言わず何処かに逃げてしまったと一点張りをし、妻に家を追い出されそうになったところをお腹の子の『父親』である父親がそれを止めさせ、『父親不在』の子として家族で育てることになります
妻には誰の子か知られておらず、父親も娘を孕ませることができて父娘共にwin-winのENDとなり二人はとても幸せそうにボテ腹エッチをして終わりになります
本人達にはHAPPYでしょうが、妻からの視点で考えると最悪のENDなのですよね
この場合の幸せって誰にとっての幸せなんでしょうかね?
主観的な幸せ?絶対的な幸せ?
諸兄らは一体どっちの幸せが大事にしますか?
もし主観的な幸せを許すのであれば、それはそういうことですね
つまりそれは、貴方がきっと…
―――『近親交際倶楽部』への入会の素養があるってことです
・『近親交際倶楽部』END(TRUE END)
「ごめんね、お母さん
お父さん、私がもらっちゃった」
悩みましたが、このENDこそやはりこの作品そのものを示しているENDと考えました
こちらのENDでは妻に娘との関係がバレて、離婚に始まり今までの全てを失います
しかし、全て失った代わりに唯一全て手に入れた娘の存在が彼を新世界の神として生まれ変わらせます
本文の冒頭のセリフはこのENDより抜粋させてもらった文になります
それは、全てを失った彼がその果てに代償で手に入れた娘との経験を活かし、
娘の嘘で作り上げられた架空の『近親交際俱楽部』を現実のものとして作り上げるというものでした
しかも嘘で作られた『近親交際俱楽部』の時とは違い、似た人物を用意した代償行為などではなく、
本物の『親』と『子』を引き合わせるという会を作り上げたのです
少ない会員数でありながらも、協力者として同好の士の権力者立を会員に取り込みながら大きな力を手に入れその経済力は離婚前とは比較にならない成功者となっています
失った主人公が唯一手に入れた愛娘とはもう何も障害がなくなり、『近親交際俱楽部』の会長として相応しくその愛娘を孕ませ、既に自分の娘となる『孫』も出産さていました
最後のシーンではそんな愛娘と『近親交際倶楽部』の会員のメンバーが集会し近親相姦で交わうパーティーを開きます
(先達様の感想では、これが乱交パーティーっぽい雰囲気で書かれてますが、自分の印象だとこれはあくまで自分立の近親相姦を他の人達に見せつけるという『お披露目』の趣旨の集会で、乱交とは違うと思います。折角の会二に入って近親相姦が公然とできるのに、そこでわざわざ自分の愛娘に他人棒なんて挿れさせないでしょう。そんなことはこの倶楽部の会長が一番許さないと思います。だって自分もそう思いますもん←近親交配協会会員の見解)
パーティーの盛況ぶりに喜びながら主人公が愛娘に二人目の子種を仕込んで、これから産まれ成長してくる孫達共といつか迎える『お披露目』を楽しみにしながら、
『近親交際俱楽部』の会の輝かしい未来を思い描いてこのゲームは終幕となります
総じて、自分にとって非常に面白いゲームと内容でした
理想の妹ゲーを求め作品を探し始めたところ、このゲームと遭遇するのは運命で決まっていたと思える程内容に関心があったゲームでした
父娘の関係を描いた作品なので、自分との趣旨とは少し違うのですが、
テーマとしては考えるべき必要がある内容だったので色々得るものがありました
しかし、この作品の中で思ったことは本当に妻の存在が可哀そうです
正直セックスレスという責められるべき問題はあれど、それでここまで人生が狂うとは予想できないでしょう
だからこそ、妻自身がセックスレスの非を認め主人公との仲を戻すENDがとても自分にとっては輝かしいものに感じたのです
他のENDも本当に誰が幸せで、誰が悪いのか、よくわからなくなってくるような禄でもないENDばかりで本当に面白かったです
ロープライスでここまでENDを作ってくれるのは正直大満足です
このゲームをプレイした方は、一体どのENDがどういうENDなのか、自分なりに考えてみると面白いと思います
あとは、現実にこれだけ世の中に人がいるので、
どういう人がどういう関係で暮らしているのか、
少し考えてみると世の中少し面白くなるかもしれません
自分の仕事柄、人の家族関係やら構成に触れることが多いのですが、色んな人がいるのがわかります
兄妹だけで暮らしている世帯、正式な家族ではなく内縁の妻として一緒に暮らしている人、
…もしかしたら『近親交際倶楽部』はそんな隙間を突いて実在するかもしれませんよ?―――
最後に点数ですが、実娘との妊娠、及びその娘(孫)出産ありの為特別加点しています
そして一人二役を演じたCV様に尊敬を含めて更に加点としました
不足分の-5点は妻の立ち絵やCVが欲しかったところですね
ここまでストーリーに影響を与えるなら用意して欲しかったですよ…
娘が若い頃の妻に似てきたというなら、間違いなく美人でしょうし
主人公と同い年ぐらいとして42歳前後でしょうかね
うむ…悪くない…