ハーレムとはいったい・・・・・・
絵はそこそこ気に入ったし、催眠物ということで一応購入。
まあ、体験版の時点でかなり警戒してたんで、正直あまり期待はしてませんでした。
でいざ購入してプレイ。以下、かなりのネタバレを含みます。おまけにかなり私情が挟まています。未プレイは閲覧非推奨です。
うん、まあ、想定の斜め下をいく出来でした。
全体的な評価としては、無駄が多い。
そもそも主人公が名の知れた痴漢常習犯という時点で私的に?マークが盆踊り。
私は痴漢ゲームのセオリーとかてんでわからないので、プレイそのものに関しては何も言いません。ただ、私は催眠ゲームとしてこの作品を買ったのであって、痴漢ゲームを買ったのではない。催眠を期待する人としては、前半部分がかなり無駄に感じるでしょう。
その後主人公は新たな痴漢として催眠に触れていくのです。
魔法的催眠はもう慣れたんでそこはいい。シチュもまあ良い線行ってたと思います。
が、催眠がほぼ他人依存です。その上あくまで痴漢で行くので、舞台はほとんど電車バスといった、人の多い場所。主人公に事実を隠蔽するスキルもないのに、周りにバレまくってます。誰か一人くらい止めろよ。この世界の人間は主人公並のクズばっかか⁉ んでもってヒロインのほとんどが泣き寝入りを決め込んでしまう。あそこまでされたら通報しない? といのが私の感想。この点が私は萎えました。痴漢ゲームの舞台設定てこんなものなのか?
んでもって、一番気に入らなかった点。
ハーレムエンドとは何だったのか。
メーカーHPにはこうありました。
「全クリアすると、お約束のハーレムエンド!」「サソリ(催眠術師のヒロイン)を攻略するルートも存在します」と。
その実態は・・・んなもんなかった。
まず基本のヒロインが全選択肢として存在します。これ、一度見終わったら選べなくなります。そんな感じで全ヒロインのシーンを見るのが二回。これが前半後半なんでしょう。でもそれだけ。個別エンドが存在しないというまさかの展開。
せめてハーレムやサソリルートに期待したかったのにそれがなんと二つ同時に裏切られます。
全ヒロインのシーンを見終わった後サソリのHシーンに入るのですが、その内容は
「主人公がサソリに惚れたように見えたがそれはサソリをスケープゴートにするための嘘で、それに気付いたサソリに逃げられた上復讐される。結果、主人公は玉無しとなった挙句警察に御用となる」
これでおしまい。
( Д )゜ ゜「はぃ?」
待ち受けていたのはまさかのBADEND。
選択肢をミスったかと思い回想を確認するも、そこに移るは絶句するしかない「回収率100%」
サソリ攻略してないじゃん! ハーレムはどこいった!?
一応BADEADは、主人公がこれまで痴漢してきたヒロインにHな仕返しをされるシーンでもあります。
しかし、それでもそろっているのは半分ほど。あとはセリフも画像もないモブがいるらしいとの一言。まさかこれをハーレムと言い張る気か?
少し駄文が過ぎた感じもしますが。要するに「これはないんじゃないかな」と言いたくなる出来でした。ハーレムの宣伝は詐欺にも等しい。
一応催眠シチュはそれなりにそそりました。でも回想では半分が催眠なしの痴漢シーン。催眠ゲームとして作る気あったかさえ疑わしい。これでは催眠を使っただけの痴漢ゲームです。
ルートもBADEND一直線なのもどうかと。プレイヤーが感情移入はともかく自己投影するのは主人公なはずで、その主人公が敗北しかしないのは後味悪すぎます。
これの値段が7000強もするんです。同人ゲームでももっと低価格でもっとマシなゲーム作りますよこの頃は。
とりあえず勉強して出直してこいと言いたいです。