いつしか浅い人間関係しか築けなくなったかも・・・・と思い当たったらレッツプレイ。エロゲ板でガチレビューしたくなりそうな作品です。
カウンセリングゲーでした。
ヒロイン同士、または主人公がヒロインに対して。あとはLなんとかってゆー少女達に対して。
人と向き合う上で大事な、ちゃんと聞くこと、本音で向き合うこと、そんな当たり前の部分を最近忘れて表面だけで生きてたような、忘れかけたものを思い出させてくれたような気がしました。俺にとって、「友達」って本当はどういう存在だったんだろう？みたいな。
ただシナリオ上メインとなる、ヒロイン同士の確執がどうやって解決されたかというと、結局は家族だからってのが理由になります。
でもこの、「わかるよ」なんて簡単に言わずにぶつかりあえる関係だから、そして、ぶつかり合いながらも離れることの無い関係だから、家族の繋がりってのは代えがたいんだな・・・とも思えました。
多分、エロゲー批評空間層にピンポイントでしょう。エロいって意味じゃなくてシナリオ重視って意味で。
前作でエロゲにすべきとかって騒ぎすぎたんで、シナリオライターを怒らせて（笑）本気にさせてしまったらしい。ニーズに応えたというよりはやりたいことやったって感じです。
FFXを最後に面白いRPGに出会えなくて、コンシューマには期待しなくなって久しかったんだけど、これは数年ぶりの当たりでした。ただコンシューマとして受け入れられる域はいろいろ超えてるけど。
ロープレのシナリオってあれですよね、主人公が仲間との確執や葛藤やらのなかで成長を経て、ついでにノリで世界を救うみたいな・・・・なんて軽く読めるようなもんじゃないですこれは。エロゲに浸ってるときの感覚でしたね。いやもちろん最大級の褒め言葉ですよ。
じゃあちょっとシナリオを紹介してみよう・・・と思ったけど書いてみたらなんか安っぽくなったのでやめます。
ルカってゆう魅力的な女の子の内面にせまる話です。商売女と付き合いたいと考えてる人は何かの参考になるかもしれません。
ってゆうかルカルート最高でしょ。ルカを先にやってると、クローシェ様の本音なんて可愛いもんです。クローシェ様はいじめられる方が圧倒的に似合ってます！ （まールートで攻守が変わるってのはプレイとしてはナイス発想ですが）
前作より良いものを作ろうという向上心の詰め込まれた良い作品だと思います。（デュエルストールを考えた人は天才ってゆーかバカですが）
３にもさらに期待しています。
ただ、難易度はやっぱり低すぎです。強化システムがいくつもあるので、その中のいくつかを封印してやっとNORMAL、できる限り全部封じて（ダイブ・風呂・セラピ・経験値最小限ほか）HARDってところでしょう。
難易度が高ければ中毒性が高そうなシステムなだけに、そこは残念でした。