100点以外つけられない。
館+メイドという洋風な組み合わせも好きだし、着物に畳という和風な世界も
好きなので、２つが融合しているこの作品は非常にツボにはまった。
加えて書庫が出てきて言うことなし。
誤字誤用の確認以外で辞書をひきつつプレイしたゲームは、はじめてだ。
双子が食堂で勉強しているシーン。
斎が悩んで伊美が教えているところがとても他人事に思えなかった。
自分はまんま斎タイプだったので、余計に共感した。
それを見て主人公が２人の性格を推理するところは、ライターさん
観察眼が鋭いな～と思った。
勉強を教えるシーンなど、主人公が双子に接する態度も好感がもてる。
斎びいきだったが、双子エンドの最後で、クッキーを焼いた斎に
スコーンのほうが本格的と、対抗して言う伊美が可愛らしくてノックアウト。
人形、おはじき、手鞠、お化粧遊びなど、懐かしいものが
そこかしこに散りばめられているのもポイント高い。
マイナス部分は、雰囲気を出すためといっても「下穿き」はどうよ、とも思う。
立ち絵も、皆棒立ち気味で、表情が変るだけなので少し単調かも。
一見文系っぽい雰囲気だが、パズルっぽいところなど理系な部分もあって面白い。
好きなエンドは双子エンド+紫織と館内にとどまるエンド。
ゲーム内で語られていた人を呑み込む家が出てくる外国の小説がとても読みたい。