パケ絵の2人に惹かれたのなら、まず大丈夫だと思う。人妻や、黒髪巫女、洋装少女目当てなら厳しいかもしれない。
このゲームを一言で言い表すと「巫女」それしかない。
特にメインの2人は立ち絵、イベント絵共に力が入っている。塗りもきれい。
特に柚鈴。
銀髪に赤い瞳という外見も、よく見ると不思議な位置にある鈴も
中途半端な位置で結わえている髪型も全部ツボ。
割烹着に三角巾、耳掃除とロリな外見に似合わず母性っぽさを
発揮しているところもやられた…。
他のキャラも悪くはないが、２人に比べるとちょっと劣るかな？
葉桐ルートになると主人公は好青年から一転するし…。
双葉は人数あわせに入れた感じで、主人公は最初から探偵という設定。
「お兄ちゃん」と呼ぶのもかーなーり無理がある。
さりげなく食事シーンが美味しそう。
声優さんの朝食をガツガツかっこむ演技とあいまって、プレイしていると
むしょうに白米とお味噌汁が食べたくなる。
戦闘シーンはしょぼいの一言。
一枚絵もないので、あまり緊張感も湧かない。
音声が大きくなったり小さくなったりするのは、勘弁。声がいいだけに惜しい。
葉桐さんの声が色っぽくてゾクゾクしてよし。
農夫達の声が入っているのは、田舎のノンビリとした雰囲気が出ていてよかった。
背景も秋のひんやりとした空気や、枯れ草の匂いが画面越しに伝わってくるようで
非常にいい。
エロは美月、柚鈴がやっぱり多い。鈴香、双葉が各1回。
葉桐さんはもう少しあるが、ＣＧが使いまわしなのが勿体ない。
冒頭の百合っぽいＣＧ。
てっきりあれは鈴香と美月だと思い込んでいて、いつくるかワクワクしていたのに、なかった…。
美月が鈴香を異様に怖がるのもそれが原因で、
巫女で姉妹で百合なんて最高だ、と思っていたのに…。
神社というシチュエーションをフルに生かした美月エッチシ－ンは
手を叩いて歓迎したいが、着物に下着、には涙を流して抗議したい。
葉桐ルートでの、主人公が言った「この生卵をあなたの中で、ゆで卵にして下さい」というセリフには思わず失笑。
持っているのはＤＶＤ版だが、CD版の2人が昼寝しているパケ絵もほのぼのしていて好き。
Ｈシーン回想が「活動写真館」、ＢＧＭが「蓄音機」とレトロ風味なのも地味にいい。
フォント変更可なので、和風っぽいフォントにすると作品世界にどっぷり浸れる。
プレイ時には芋かりんとうが必須アイテム。