鬼畜王やママトトの雛型ともいえる異色ゲーム
稼ぎではなく、逃げを主体にした「メタルギア」のようなコンセプトを持つ。
パーティメンバーが多く、それぞれが攻撃・壁・支援・逃走と役割分担を果たして集団の中で相互補完していく流れになっている。
日出彦は使えないので他のキャラを頭にして逃げ回り、ボス戦では全戦力をもって殲滅するのがセオリー
ただし、逃げてばかりでは成長しないので勝てそうなザコはちゃんと潰しておく必要がある
それには兵種属性を見極め、陣形を上手く使う必要がある。慣れてくれば少数で多数を撃破する事も可能
ただし、キャラ育成の楽しみは薄い。レベルアップの仕様があれじゃあねえ…
もしかしたら本作はRPGではなく、RPG風のアドベンチャーゲームなのかもしれない
アリスは昔から従来のジャンルにとらわれない変わったゲームを出すことが多かったからな
個々のイベントがなかなか楽しくて心に残りやすい。例えば、ひなとの初体験後シーンでは
「やーん、あんなことした後ではまともに顔見れないよぉ」と、照れて顔をそむけるひな
「ほう、どれどれ」と、まじまじと顔をのぞき見る日出彦
ひなのヒステリーと共に機材が飛んできて、退散する日出彦
直後、ひなが研究室からぴょこっと顔を出して
「あ、ごめんねえ。また、遊びに来ても、いいから」と一言。う～ん、初々しいのう
いずれにせよ、大金を片手に天然ボケを炸裂させ、やりたい放題の日出彦は愉快痛快
ハルヒといい勝負かもしれんの
「世界を大いに盛り上げる天津神日出彦団」なんてな