最初はとっつきにくかったが、徐々に面白みが増してくる作品。一番気に入った主人公は成田隼人だった。感想はDJコンドルと万色の四枚羽でお送りしま~す。
みなさん、コンドルワ~。この作品は人物ごとに感想を述べたいと思いま~す。
羽田 タカシ
自分がゲームの主人公のような勇者だったら・・・だれもが一度は考えるそんな妄想。
現実は辛いことばかりで、やっぱり空想の世界のほうが楽しいから。
でもそれはタカシが現実とちゃんと向き合っていないだけで、現実にも友達と呼べる人がいて、恋人になってくれるひともいた。
ぱっとしない主人公だと思うけど、結構似たような経験がある人は多いんじゃないかって思う。
最初は針生さんは悪い人だって思ったのは僕だけかな?
妄想よりも現実を選べるようになるのは、友達と恋人の存在。・・・とても単純なストーリーだけど別にそれでもいいんじゃないかなって思う。
そうそう、高内さんがタカシに好意を寄せてたってなにさ?(笑)
千歳 鷲介
いや~、鷲介くんは軽いっすね。でも、ああやって道化を演じることができるのって一種の才能ですよね?
はい、し~ん。
返事なしっすか。まあ、いいですけど。
鷲介くんを確立させるのは、たまひよこと日和子さんですが、やっぱりあれっすかね?不真面目キャラには真面目キャラみたいな?
まあ、そんな多摩いづみさんの著作、『ベージュ』 あ、いや、玉泉さんの著作、『米寿』の感想から始まる恋物語なわけですが。
そういえば知ってました? 昔、名探偵コ○ンの阿○博士が言ってたんですが、米寿が八十八歳のことなのは、
米 = 八 + 十 + 八
って分解できるからなんだそうです。
ちなみに、白寿が九十九歳のことなのは、
九十九 = 百 - 一
で白という字になるからだそうです。
な~んか、タカシくんみたいになっちゃいましたねぇ。
えっと、何の話でしたっけ? そうそう、日和子さんとの恋愛についてでした。
いや~、ね? 結局ベタ褒めっすか。やっぱり二作目はだめで二人で三作目を仕上げるとかなしっすか。英理子さんがやけにつっかかる理由とかなしっすか。
まあいいんですけどね。日和子さんは後半から可愛かったですし、相変わらずの真聡くんのスカートめくりは健在でしたし。
そういえば、紀奈子さんの方言もなかなか可愛かったと思いません?
・・・・・・
またシカトっすか。いいですケド。
ああちなみに、シカトの語源は花札の鹿(シカ)が十点(ト)であることからきてるらしいですよ。
また、タカシくんみたいだったかしら。
横ぴぃーす。 な~んちゃって。
ごめんなさい。とくに意味はないです。
じゃあそろそろ鷲介くんの感想は終わりにしましょうかね?
それではまた、機会があれば。
成田 隼人
まず最初に一言言っとくと、年上なのに弟かよ!
まあいいや。ところでさ、隼人の物語は夜に集まるろくでなしたちの話だろ?
そんなかで隼人は1人の女に恋をするってわけだ。いや、女っつうより少女か?
でもよ、隼人が自分を確立するきっかけになったのは何もその少女だけじゃねえ。
YFBとかぬかしやがるお祭り騒ぎ大好きな野郎どもや、ドカチンのヒゲ監、本名すら知りもしねえ夜の街で出会うはみ出し者たち。
隼人はそいつらとの出会いを通じて思うわけよ。ああ俺の居場所はここにあるんだ、って。
そんな素敵なバカ野郎たちもやがて自分の夢を追いかけてこの街を去っていきやがる。
プラチナは俳優になる夢、マルチネスだって本国に帰って現場復帰だとよ。メンマも自分の店を持つようだし。
・・・なんだ、みんな翼、もってんじゃねえか。
なあに、どんな鳥だって休息は必要だろ。羽ばたき続けたら疲れて飛べなくなっちまう。だからこの夜の街で羽を休めてたのさ。
またいつでも帰って来いよ。
でさ、次はおまえの番だぜ?鳴。
今度はおまえの周りに誰かが集まって来るんだとよ。あのパルさんが言ってんだ。信じてやっても俺に害はない。
ところでよ、ジイさんの言ってた「敵を赦せ、迫害する者のために祈れ」ってあんまり実践できてなくね?
確かに森里は許したけどよ、なんか本質じゃねえっつうか?ああもうよく分かんねえ。
それとさ、亜衣ぽん(って何言ってんだ俺)可愛いとか思ってねえからな? 好意を持って寄ってこられて悪い気はしねえとか思ってねえからな? 思ってねえっつてんだろ!ブッ殺すそ、バカヤロウ。
んでさ、おまえ誰?
伊丹 伽桜羅
何だぁぁぁぁぁぁぁぁこいつはぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!(しかし私は知っています。伽桜羅はこの物語の重要な人物なのです。)
ただのイカレキャラじゃねかぁぁぁぁぁっっっっっ!!!(そうです、だからこそ彼のようなキャラが必要でした。)
うぉんむ、うぉんむ。伽桜羅の章はやけに短いじゃないか。それに何だ?あのHシーンは?兄弟の中で唯一童貞を喪失していないではないか!!!!!
ぶはは、ぶはは。しかも悪役に徹しきれていないじゃないか!(しかし私は知っています。愛と憎しみは表裏一体なのです。)
ゴブリン脳がぁぁぁぁぁっっっっっ!!!プリンセス・ダヴを喜ばせることができるのはやつだけだ。(やっぱり伽桜羅は愛することを知っていたのです。幼き日、小鳩がしゃべれるようになったのも彼のおかげなのです。)
ガルゥゥゥゥゥゥダァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!(そんな彼を分かってあげられるのは鳳翔くんだけなんて悲しいと思います。だから,もしよければ彼を見守っていてあげてください。)
羽田 ヨージ
いちおう主人公なんだて。たしかにポッポへの愛はかんじられるけどよ、大切ないもうとの処女を奪うのはいけねーんだも。
でもよ、現実が嫌になって逃避すんのはだれだってあることだて。
でも、 武士は食わねど鷹☆ヨージ は最高のタイトルだっだも。
おんめえも、現実逃避ばっかしてねえで現実見んさいよ。
まあ、短かったしこれぐらいにしとくも。
羽田 鷹志
本編。前半はまさに人生薔薇色。
妹とはうまくいくし、学校では充実してるし、アレキサンダーでのバイトも楽しい、夜の街を歩けば気の置けない野郎どもに出会える。
それは足りないものを補ったからなのか、心の持ちようが変わったからなのか?
―――高杉晋作の辞世の句「おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり」を思い出した。
そんな感じでなんだかハレム(私は知っています。それはハーレムのことです。)ルートみたいな感じなんだけど・・・。
後半はもう小鳩と昔の話だけ。
ええっ!ちょっと他のキャラやっつけすぎじゃあありません?
キッカワさん(私は知っています。それは吉川さんのことです。)とか高内さんとか亜衣ぽんとか明らかにもっとなんかあるでしょう!
吉川さんとかタコ壷のセールスして終わりですか? 高内さんとかセージュン系(私は知っています。それは清純系のことです。系って言葉は好きじゃない。)気取ろうとしてませんでした???
それにメインヒロインであるはずの明日香とか、日和子とか、鳴とかあれで終わりっすか?
まあ、そんな不満があったけれど、別人格の同一主人公というのは斬新だったし、主人公なのにヒーローっぽくないのも結構楽しめました。
俺たちには翼がないこともないんじゃないか?
ジイさん言ってくれるぜ!
・・・ってなわけで感想終わり。
じゃあ、君も背中にある翼を忘れないようにってことで、
また今度る(コンドル)。
あれっ?ハズした?(笑)