いろいろな意味で壮大だった…。
もはや何も語るまい。
と言いたいが少しだけ。
やっぱり『元の世界』よりも『こっちの世界』に感情移入しすぎて『元の世界』に戻るのが気が引けるといったところがある。
まあ、たしかにこれが最良なんだが・・・。
でも、作品中でも描かれているように常に命の危険があり、死が近い世界でなければ本当の意味での“命の大切さ”や“平和のありがたみ”を理解できないのだろうと感じた。
戦争映画でも人が感動するのはその人の生き様や死に様であったりするように、この作品でも同様の感動があった。
上官の最期や敵(沙霧大尉)の死に様、見事でした。
・・・ただ、例のまりもちゃんのシーンはトラウマものです。
確かにタケルの成長には必要だった。あの事件があったからこそ、HappyENDがあり得るのだと。
そういえばEDについて。
マブラヴのオープニングと同じ・・・尊人、いや美琴!?
で、で、で、殿下(悠陽)!!!
霞まで。
これが純夏が“強く認識した”世界なんだな。
幸せそうで良かった――
と綺麗にまとめたいところだが、『こっちの世界』でのみんなと結ばれないのが残念だった。(自分は冥夜派だけに…)
まあ、仕方ないんだけど。
前作で結ばれてるからね。
ただ、桜花作戦での冥夜の覚悟をウジウジとしてなかなか決断しなかったタケルだけには少し怒りを覚えた。
あと、誰もが分かってると思うけど、夕呼先生が一番辛かったと思う。
『元の世界』でも『こっちの世界』でも人間関係は変化していなかったことを考えれば、まりもの死が最も辛いのは彼女だから――
それでも、そんな素振りは見せず(桜花作戦で見送るムービーのとき意外)、悪役ぶってました。
だから、先生に、ありがとう――