前作よりゃマシってだけ
とりあえず蜀√のみプレイ。
あとはめんどかったので、セーブデータもらって、イベント回想で全て見て終了。
「すぐ全快するHP状態の兵力」だったのが、普通に「要補充な兵力」って形になり、無駄にちょこちょこ攻撃される、一気に拠点を奪いにくい、などの部分が改善され、その効果は「戦闘要素による全体的な時間短縮」となり、「自動戦闘」も兵力の損失は大きいものの、戦力差が圧倒的なな場合には非常に便利で、これも大きな時間短縮にも一役買っている。
しかしながら、それらが大きく評価を上げる要素かと言うと、せいぜい「不備」が「普通」になった程度の事でしかない。
シナリオも序盤~中盤までは前作のほぼそのままで、終盤が新しくなっている程度。
ただし各国END後のエピローグは「逢瀬」システムによってヒロインごとにあるのは良かった。
でも、ほとんど前作ベースでシナリオ展開するので、各国√の前作メインヒロイン展開以外はその個別イベントボリュームの為にイマイチな感じだし、蜀なんかは関羽の存在のせいでその他のヒロインENDに向かうと違和感バリバリ。
つか、逢瀬も一回の効果が微妙でかなーり面倒で邪魔っけなシステムになりかねない。
個人的ではあるが、「三国志もの」は、時代が古く且つ「正史」より「三国志演義」が有名な為に、個々の武将の強さっつーのが非常に大げさに強調される傾向が強いので、「物語」としては好きだが「戦記」としてはあまり好きではないので、やはりこの作品のノリもイマイチ好きになれない。
しかもこのシナリオは雰囲気からして、あまりに色々なマンガや小説等に影響されすぎていて世界観一つにしても作品独自のオリジナリティが感じられない。
あ~そうそう、システム的な改善部分はランスシリーズの様に無料でアップデートにすべき。
「遊戯強化版」とかの売りの要素の一つにすんのは大間違い。
売りの要素にしたけりゃ、某メーカーの戦国ものや三国志ものの様に洗練・完成されたシステムを誇ってからじゃないと話になんないわ。
「エロゲだから、絵やイベントに予算や容量を使う分だけシステムが単純化する」のは誰しも仕方ないと解っているのだからこそ、そう思う。
あ、そーいや、高槻つばさ氏引退したんかな?全部変わってたね。
っつー事で、「前作よりマシになって、やっと遊べるレベルになった」と思うので、この点数。