相変わらず・・・
確かにこの世界観や感性には魅力があって興味深く、大いに惹かれるものの、相変わらず小難しくて「万人に優しくない」テキストな作品。
そりゃ、量子力学に興味を持っていて多少の知識があったり、理解力に優れる頭の良い人にはこれでもいいよ。でも、きっとそんな人あんまいないんじゃね?(俺ももちろんわからん側w)
その為に結構細々とキャラに説明させているんだろうけれど「それって「読む」こちら側がそこまでされてでも理解してこの作品を味わわなければならないのか?」と思うし、わざわざ主人公には「からかう」とし、他の登場人物には「揶揄う」と使用してたり、「主人公=プレイヤー」「その他=ライター」として「自分がどんだけ博識かを披露してこちらをバカにしてんじゃないか?」とも取れてしまった(まぁ、流石に邪推しすぎだとは思うけどw)。
クドクド知識の羅列ばかりをするくらいならば、もっと解かりやすく簡単な例え等で一般に理解し易く伝えたい事や世界観を表現すべきだろうし、そうして作品を「観せる」のもライターに必要な技量の一つだと思うので、その辺が下手で足りないと思う。
ってなわけで、とにかく相変わらず「一般プレイヤーに対する優しさ」に欠けるテキスト作りなので大幅減点でこの点数。
つか蛇足だが、ミヤスリサ氏の絵って、キャラが見る方向によっては目が「斜視」にしか見えん・・・