ErogameScape -エロゲー批評空間-

百葉箱さんの夏の終わりのニルヴァーナの長文感想

ユーザー
百葉箱
ゲーム
夏の終わりのニルヴァーナ
ブランド
ぱじゃまソフト
得点
90
参照数
399

一言コメント

業と縁の物語。業に縛られたヒロイン達を救済していく展開  日常の長い積み重ねからのシリアスシーンは感涙すること請け合いなのだが・・その長い日常のギャグシーンにセンスが無いw ヒロインの可愛さのおかげで読むのが苦痛とまではいかないが (買ってよかったことは事実だしあれもこれもと無いものねだりし過ぎなのだろうか?)

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

主人公と久遠の恋物語。
他のヒロインと結ばれるルートも存在するがIFルート扱いか
かと言ってクオリティが低いわけではなく、最後ではしっかり泣かせに来る

ネックはシリアスに入るまでの共通ルートの長さだろうか
長い事自体は問題ないので、助長と感じさせるテキストが問題なのだろう
具体的には皆でバーベキューしてテスト勉強して祭りの準備しての共通だが6時間ぐらいの体感時間
最終章終わった後に見返すと伏線だったと気付くヒロイン達の行動も多いので只々長いというわけではないが
日常も楽しく書いてあったらライターとメイカー買いしようかと思うぐらいの出来

若干のネタバレになると思うが

登場人物が1200年前からのカルマとエニシで繋がっていたという設定も気に入っている
そして最後に涅槃でどうなったんだろう
カルマが罪を償い終わって、皆との縁が復活した? ご都合主義でもハッピーエンドが好きだ