事象はアンリアルでも、過程は超リアル
物語はゴムフェチの主人公が、JKを監禁してラバースーツを着せるところから始まる。
「監禁してヤりまくる話」ではなく、主人公はゴムを来た彼女を壊れ物のように非常に丁寧に接していく。
そのなかで他のヒロインたちが出てきて主人公は監禁していることを悟られないようしていくのだが、その態度が誤解を生んでドツボにはまっていく。
監禁という事象こそ極端であるが、墜ちていく過程はライターの腕が良いので読者にイメージしやすいものであり妙なリアリティがある。叶わぬ恋や、奪われる恋、手に入れたと思ったら墜ちていく恋など実社会でもよく聞くそれらを10のBADエンドにしていく。リアルすぎて怖いのはあるが、内容が理解できないとか理不尽なものではなく、キャラの心情が理解できるので終わってみると面白かったと感じることができた。
狂気ゲーと言われるが(サイコエンド以外では)主人子はサイコでもヘラってる訳ではなく思い込みが強く心のバランスがとれていないだけで、ヒステリックな狂気と言うより沙耶の唄に近いと思う。