緑色付くやわらかい日々 さわやかな風が木の葉吹き抜けて
ブランド2作目となりますが、シナリオや原画を変え、ミドル帯でのリリースとなる今作品。設定はも○○け姫か?とも思いましたが、どうしてもいろはの奇行が前半は先行してしまい、それを乗り越えて…というのがスタイルになりますね。キャラクターは光る要素が多く、もとみや先生の絵と声優のマッチングもなかなかよかったように思います。特に奏雨さんの千尋はストライク。佳菜はザ・幼馴染の王道で、エッチシーンもいろはと同数あって嬉しかったです。このあたりはシナリオに噛んでいる和泉万夜さんのおかげか。ただ、世界観や設定の作り込みの深さを感じず、これはロープライスという尺の限界かなと思います。これだけでは、ケモノ娘の奇行と社会に溶け込む努力話で終わってしまいます。話は幾分か広がる余地があるので、シリーズとは行かないまでも、千尋のシーン回収を含めた続編は欲しいですね。