キミが終焉望むのなら 共犯者になろう
・シナリオ（15/20点）
以前発売されたものの続編的な作品。一応新作のような扱いですが前作をプレイしていた方がバックグラウンドが分かりやすいのでいいかもですね。構成としては三つのサイドからストーリーを展開させてから、TRUEたる光理メフィストルートへというもの。各ヒロインの個別はいちゃラブしかありませんが、学園ごとの話になるとバトル展開などもあり、盛り上がってきます。TRUEは、確かに光理とメフィストのかわいさが出た良ルートだと思いますが、ちょっとあっさりとした終焉だった気もします。
・CG（16/20点）
前よりも統一感や安定感があってこちらの方が好みですね。
・キャラ（16/20点）
キャラは各サイドでの立ち位置がうまくつくられていて、ストーリーの中で非常に生き生きしています。キャラの魅力はしっかりと出ていますが、そのぶん個別ストーリーの中身が薄まってしまった気がします。もう少し掘り下げても面白い話になりそうです。
・音楽（16/20点）
前は明るいポップな感じの曲ですが、今回はカッコいいOPです。BGMも展開ごとに使い分けがうまくされていた印象です。
・システム他（16/20点）
大きく変わったものはなくいつも通り。悪魔図書館がワードを整理するのに役立ちますね。
以上、計79点です。
前作のいいとこをしっかりと残しつつ、キャラの魅力がさらに増した良質の作品。シナリオもこれくらいでちょうどいいんでしょうね。