甘い風に導かれた その場所はおとぎの国でした
・シナリオ（14/20点）
ラノベのようなタイトルで設定もかなり吹っ飛んだ作品ですが、ストーリーはそこそこ。お姫様の件のTRUEルートがなかったことで全体的にあっさりした内容になっています。ただヒロインひとりひとりにしっかりと焦点をあてていた個別ルートは結構よかったと思います。とくに"後悔"をベースにしたみかんルートが好きですね。泉ルートはメインだからか、しっかりとストーリーに山場があり、設定も上手く活かされていました。TRUEルートはありませんが、作品全体の終結はこの泉ルートにあるかと思います。なかなか面白かったです。
・CG（16/20点）
てんまそさんの絵の雰囲気が段々変わってきた気もしますが、慣れてくればそんなに違和感はなくなります。SDのこもわたさんの絵は相変わらずとてもかわいいです。
・キャラ（15/20点）
ストーリーの設定上仕方ないですが、お姫様が目覚めたときのキャラが鬱陶しく感じるところもありました。柚はいいキャラです。ヒロインにしてあげてください。
・音楽（16/20点）
OPはKOTOKOさん。作詞もされていますが、作品に合ったいい曲ですね。BGMは普通。ストーリーが平坦なので、メロディアのような盛り上がりはなかったと思います。
・システム他（16/20点）
いつも通り。TIPSを読むのが楽しみになってたりします。SD絵を使った演出は一段と光っていました。
以上、計77点です。
TRUEルートが無いことで非常にシンプルなつくりです。簡潔にまとまったキャラゲーといった印象ですが、お姫様について掘り下げた続編が出ても面白そうですね。というか、もやもやする設定は多いので出してほしいところです。
どうでもいいかもですが、星子がでかすぎるw