奇跡さえ叶える 魔法を唱えて
・シナリオ(16/20点)
ストーリーの構成はどのヒロインでも同じで、共通ルートで恋人になって、ステディモードでHシーンを含めたイチャイチャな日々を送ります。多少の波乱はありますが、大きな問題ではないので、甘い日常を過ごす感じです。ここまでだったらいつものLump。でもよく考えると謎はいくつも残されていました。それを明らかにするのがTRUEルートです。
LumpのTRUEっていつもおまけみたいな感じがしますが、今回はTRUEらしいTRUEルート。そしてプレイ前には予想していなかったループもの。ここでクロノカードが活きてきます。コマンドを選ぶように上手く活用していたのがよかったですね。ただラストバトルはよくわからないまま終わりますが…
クロノカードを活用するということは、ある程度回収しなくてはクリアできないということです。END数や分岐が多かったのはそういうことね…
・CG(18/20点)
学☆王に引き続き原画は梱枝りこさん。前作よりも絵の雰囲気が丸くなって、こっちのほうが好きですね。SDも含めてかわいらしさの溢れるグラフィックだったと思います。
・キャラ(16/20点)
テンプレのキャラを揃えてくるあたりはLumpらしいところ。キャラのかわいらしさを出すのが上手いっていうのも同様ですね。ただサブキャラを上手く使えてない感じはあります。シャロンはよかったんですが…
・音楽(17/20点)
ave;newの佐倉紗織さんがボーカル曲を担当。もうこの人なら絶対に外れないですね。今回もいい曲です。BGMもよかったです。
・システム他(17/20点)
今回の注目はクロノカード。最初はただ枚数が多いだけでめんどくさい仕様かと思ってましたが、そんなことないです。選択肢の幅をグッと広げ、様々な終わり方を見せるアシストをしています。これは面白い要素だなと思いました。
オリエッタ補正 +1点
諷歌補正 +1点
以上、計86点です。
すべてのイベントを見るのは結構骨ですね。ステディモードは日付が関係しますし… おそらく一通りは見たと思いますが、クロノぺディアにはまだ穴が…
LumpらしくてLumpらしくない、そんな作品です。細かいところまで見れば穴はありそうですが、個人的には面白かったので高い評価をしました。次への期待も込めていますけどね。是非、萌木原さんラインの作品もこれくらいのバランスでお願いします。
余談です。
ピンクの髪のご主人様が人間の使い魔を下僕にしたり、メイドが暴走したりとか、なんかどこかで聞いたことあるような…
あとクロ○カードで魔法を使う、とか。最後のあれはラピ○タ?