ときめく気持ち止まらないけど
・シナリオ(16/20点)
共通ルートはキャラの顔見せとそれぞれの立ち位置を説明する部分かと思います。個別ルートは、透夏と音羽、七波と花と詩綾がそれぞれひとつのまとまり。透夏&音羽ルートはアイドル一直線の本編とは少しずれたお話。これはこれで好きですけどね。ストーリーのメインは七波ルート。最後までお嬢様ものという軸をぶらさず展開されるお話でした。個人的には花ルートが好き。家族関係がきっちり明かされますし、鶴美へのフォローもばっちりでした。
ストーリーの随所で経済関連の用語が多用されるため、少し難解にも思えましたが、メリハリのあるシナリオでそれをカバーしていました。詩綾のぶっ飛び具合なんかがその例でしたね。
・CG(18/20点)
非常に安定したかわいい絵だと思います。色の使い方も独特で作品としてのバランスも上手くとれていると感じました。
・キャラ(16/20点)
一人一人のキャラはなかなか面白いんですが、個別に入ったとたんにヒロインが前にぐいぐい出る展開が多く感じ、その他のキャラが薄れてしまっている気がしました。
・音楽(15/20点)
OPはクセがあって中毒性もありそうな曲。反対にBGMは少しインパクトに欠け、耳に残る感じではなかったですね。
・システム他(16/20点)
ensembleさんはOPムービーが好きですね。いろいろな動きがあってみていて面白いです。少し気になるところだと、横文字が多用されるわりにルビが小さく、読みにくく感じたことでしょうか。
以上、計81点です。
ストーリーの展開やテキストには面白さがあり、キャラも生き生きしていて、このタイプのゲームでは好きな部類です。
経済とかそういうのに詳しければもっと楽しくプレイできるんでしょうね…