蒼く流れる大空へ 灯されたメロディー
・シナリオ(14/20点)
ファンタジックな世界観をベースするのは、好きだし別にいいんです。でもファンタジーといったらダンジョン探索でしょとか、ラスボスは邪竜でしょとか、あまりにもひねりが無いです。こういうRPGでよくある要素はテキストだけでは無理があるように思います。そういうところに気をつかったからか、個別ルートが薄いです。とくにメル。二大ヒロインという宣伝に偽りあり。この時はそう思っていました。
ここまでだと失敗したかなと思いましたが、フローラルートとトゥルーは、物語の本質を上手く捉えていました。ここが肝。面白かったのです。だけど個別もトゥルーもどれも短い。メインヒロインの数を減らしてでも、中身にもっと力を入れて欲しかったです。
セルフィルートはけっこう好きだけどね。
・CG(16/20点)
てんまそさんは顔の描き方が少し変わったみたいで、安定感があったかも。こもわたさんのSDは毎度のことながら素晴らしい出来。
・キャラ(16/20点)
ヒロインのCVは豪華な面々で、そのあたりの不満はとくになし。あとはキャラの設定をさらに活かせれば文句はなかったです。
・音楽(16/20点)
いつものようにElements Gardenの安定したボーカル曲とBGM。ただこの世界観には合っているのでしょうか。音楽を題材にしているのだからもう少し意識して欲しかったところ。
・システム他(16/20点)
TIPSをはじめ、いつも通りのワールプール。ただ少し動作が遅い気もします。
フローラ補正 +1点
クロエ補正 +1点
以上、計80点です。
設定もシナリオも音楽もちぐはぐ。それでも、我ながら甘い点数をつけたのは、なんだかんだで面白かったからです。
あとはファンディスクで補完されることを祈りつつ。