君と、一瞬を逃がさないように
・シナリオ(18/20点)
誰もが知っているおとぎ話をモチーフにした作品です。この手の物語にはいろいろな枝葉がつけやすく、話はある程度の水準まではおもしろくなるでしょう。しかしその反面、オリジナリティがなくなり混沌とした状態に陥ってしまうことが多いです。ところがこれは、絶妙なさじ加減で物語を展開させ、うまくまとめています。題名からして、シナリオにはほとんど期待は持てなかったけれど、なかなか楽しめました。
そしてテーマですが、自由ではないでしょうか。灯は家の束縛からの。加奈は鈴鹿からの。暮葉は自分からの。ファンディスクの葵もまた、囚われてきたしがらみからの自由を求めているようにみえました。共通√の展開からは予想もつかないが、根底にはこのテーマが一貫しているように思えました。
・CG(18/20点)
少し崩れてる気もしたけど、とてもかわいい。
・キャラ(17/20点)
熊が好きです。まわりがいい仕事してます。
ヒロインはみんな良。葵はファンディスクでのお楽しみ。
・音楽(18/20点)
百花繚乱ファンタズムは作品に合った和ロック。Elements Gardenなので安定した曲ばかり。
・システム他(16/20点)
タイトルがだんだん変わっていくのは評価。
以上、計87点です。
おとぎ話を大胆にアレンジした本作品ですが、非常に高いレベルだったと思います。
くーにゃんペロペロ。