君に届けたい この長い長い旅のその意味を
・シナリオ(17/20点)
個別ルートによってばらつきはありますが、全体的には壮大な世界観も作用してなかなか楽しめました。ただ「Key」というブランドとして見ると、少し違うかなという印象も抱きます。とくにストーリーの中で「魔物」というキーワードが出てきてから、突飛なものになってしまった印象です。ある程度は予想はできていましたが方向性が一変するところになってしまったのは間違いないと思います。結果的にはひとつの作品を面白くする要素として働いているのも事実ですが。
・CG(18/20点)
綺麗です。前作よりもいたるさんの絵が丸くなった感じです。背景も丁寧です。
・キャラ(17/20点)
ちはやが可愛すぎます。吉野も結構好きです。テーマソングがあるくらいですから。逆に期待してた静流はいまいちでした。小鳥との絡みは癒される・・・
朱音とルチアは思っていたより、よかったです。朱音なんかはこの物語の核であるわけだし、おもしろくないと話にならなかったので納得です。
・音楽(18/20点)
CANOEはこの作品そのもの。歌詞は考えれば考えるほど、いろいろな解釈ができます。さすがです。BGMも言うことなし。みんな実力者ですからね。サイキックラバーの起用も最初はどうかと思いましたが、意外によかったかも。
・システム他(17/20点)
なかなか使い勝手は良。演出も工夫されていたと思います。
小鳥補正 +1点
ちはや補正 +1点
以上、計89点です。
一つの作品として見ると、完成度は高いと思います。確かにいろいろな評価はできると思いますが、個人的には十分アリです。
どこまでも迷えRewriter