狂気だがそれだけで済ませるには惜しい
見当違いの部分もあるでしょうが気にしないでください。
狂気をテーマにしている、というのは前評判から知っていいたが、いざプレイしてみるとそれだけではなかった。私には、主人公は自己実現を求めているように感じた。自分自信に価値を見出してくれる他者(巣鴨睦月)への恋心には共感せざるをえない。
まあ、心理学には疎いため詳しくは考察しておられる先駆者の方々のレビューを見ていただきたい。
というよりこのゲームは考察サイト見ないと100%を楽しむことはできないだろう。
文章の技術についても非常によいものであった。
天使(睦月)と怪物(主人公)や、白と黒といった対比関係。
また、仄めかすような表現(隠喩というのでしょうか)などなど高いレベルであった。