これは面白い
シナリオ 20/20
テキスト 20/20
グラフィック 20/20
システム 20/20
サウンド 20/20
計 100/100
攻略順は
香澄→螢→マリィ→玲亜
が推奨
dies は賛否両論ですが、完全版の内容だけみれば、
購入して損することはないかと。
玲亜ルートのアフターが収録されているサントラを聴いて得点調整。
サントラはオススメ。
dies iraeの完全版をプレイした方は必ず聴いて頂きたい。
シナリオ
設定が多く複雑なため、理解するのに時間がかかるかもしれないが、
全体を把握すると非常に面白い。
所謂、厨二ゲー。だが、厨二ゲーの中ではトップクラスであると言える。
陣営は、黒円卓と蓮サイドの二つに分かれ、その二つの陣営の闘争が本作のメインである。
螢はその間をウロウロするため、玲亜ルートでは不遇の扱いを受けている。
黒円卓の人間は、自分の渇望が戦いの理由であり、野望のためには手段を選ばないと言った感じ。
テキスト
読みにくい、語句が難解と言われますが、そこまでではありません。
(まぁ、これは人によるかもですが)
戦闘シーンや心理描写の表現は、とても上手い。
熱いシーンでは血潮を滾わせてくれますし、
感動を誘うシーンでは思いが深く心に浸透します。
グラフィック
文句なし。見てくれれば分かる。
Gユウスケは素晴らしいです。
システム
使いやすかった。
セーブ容量も豊富で、クイックセーブも多様させて頂いた。
とりわけ不自由することもなく良かったかと。
加えて、アナザーストーリー企画は面白い。
また戦闘シーンでの効果がいい味を出している。
サウンド
素晴らしいですね。
長い間続けてきた作品であるために、サウンドがとても多い。
個人的にベアトリスのテーマ曲が一番かと。
俺たちは現実に生きている。
どんなに望んでも幻想にはなれない。
現実は綺麗なものだけではなくて、むしろ辛い悲劇のほうが溢れている。
それは見ない振りをしても問答無用で、結局は直面するしかない。
でも、それでいいんだろうな。
現実を否定する行為は、ある種の逃避でしかないのかもしれない。
実際は、自分だけではなく多くの人が心に闇を持っている。
抱える闇の大小はあれど、みんなそれを肩に背負って進んでる。
自分だけではない。そう、自分だけではないのだ。
現実は変わらない。ならば、自分が変わるしかない。
自分の現実と向き合い進んでいく。
そして、いつかその現実を受け入れられるように、
今この時を、刹那を大事にしていきたい。