名作になれなかった名作
シナリオ
使い回しが多かったことが気になります。
例えば、主人公が頭痛によって苦しむ場面とか。
さらに前半が、実にゆったりした雰囲気の中後半は、加速してついて行けないことも。
ただし実に可能性を感じた作品で埋もれてしまうには、勿体ないというのが率直な感想です。
世界観
悪くないと思います。
ただし、孤独感を感じます。
これはエキストラが全くいないことが原因だと思われます。
いくつかのCGに少しでも無関係の人間を背景に書き込んでおくとか、
あるいは街においても人の声を入れておくだけで解決する問題なので気付いて欲しかった。
これも主人公の孤独感を現す表現であったのかもしれないですけど。
キャラクター
最も評価したいのが、このキャラクターです。
一人一人に個性があって魅力的です。
前半では、個々の行動が少なくてキャラクターの魅力をきちんと引き出せていません。
そのあたりが、少し残念です。
意外な過去を持っていたりと、驚かされることもあります。
ここまでキャラクターに魅力があるだけに埋もれてしまうのは本当に残念です。
Hシーン
やや少なめです。
ただし、ゲームの内容から少なくても気になることはありません。
ただHのみを求める人には不向きかもしれません。
さらにHシーンで急激にイメージが変わるキャラクターがいます。
このあたりが少し気になりました。
音楽
OPとEDは抜群です。
ゲームの雰囲気に合っているし盛り上げてくれます。
BGMに関しては、可もなく不可もなく。
世界観には合っているので違和感を感じることはないです。
その他
戦闘シーンが時間がかかります。
このあたりは、不満が出るのではないでしょうか?
また、少し戦闘画面でのキャラクターが雑に感じます。
操作性は悪くありません。
あえて言えばctrlでスキップにした方が良いかなとは思いました。
総合
まさに名作になれずに埋もれた名作です。
シナリオをもう少し手を加えて完全版として製品化できれば必ずヒットすると思います。
あとは、メーカーさんの宣伝活動でしょうけど(汗