トップのメインヒロインに味があった作品
え゛……青髪ツインテールがトップのメインヒロイン?
フツー青髪って2番手以下じゃない?
という不可解さに惹かれて購入。
開始直後、電車ではち会う主人公と碧里。
都合のいい流れだなぁ~、と油断した次の瞬間の涎顔。
衝撃とともに頭に浮かんだのは、「ああ、この顔……アホの娘、PSPなのはのレヴィだ……」
……まあ、実際はレヴィのマジとアホの比率を逆転させたような造詣でしたが、
普段は真っ直ぐ勝気な一般常識のあるキャラが、時折果てしなく崩れる所に愛着が湧きました。
作中の活躍について、碧里は主人公を魅了して妹の紅を飛ばさせ、
紅を感化して兄としての主人公を飛ばさせたという、中々に業深いヒロイン。(笑)
家族を飛ばして恋愛に走った行為にやるせなさを抱かせるという意地悪なシナリオには、えもいわれぬ味を覚えました。
故に、上記の意味において、碧里はゲームのタイトルをよく体現している見事なメインヒロインに思えました。(漆黒)
ただ、碧里√は終盤が残念。
弟・万里が喫茶店にちょっかい出して泣き言を垂れて姉・碧里に諭されるシーン、
紅にとっても、己の身と重ねて思うところあるんじゃないかな~と、一瞬、紅×万里の展開を期待しましたが、
りさと一緒に茶化してスルーしてたところで「おや?」と感じ、
何だか最後は詰め込みまくってそのままグダグダで終了。
他の√とのバランスを度外視して完成度を上げてれば、イイ線行ってたんじゃないかと思ったのですがね……。
他のヒロインの√は飛ばすことにあまり感慨が湧かず、さらりと流しました。
碧里√を基準にすると、他の√はひとつ飛ばしというか、単なるひとつ横恋愛といった程度。
どうも感覚が麻痺していたようなので、碧里√は最後にやった方が良かったかな、と。
閑話休題。
碧里の最後Hはレヴィのコスにしてもらいたかった……。(爆)
碧里がレヴィに見えた流れで、千乃と桜がなのはForceのアイシスとリリィに見えたり。
でも、なんか桜のキャラは虚ろな闇の欠片Verっぽ……。
妄言多謝です。