失敗メインヒロインに引きずられた作品
ヴィヴィ目当てで買ったけれど、1章の途中でしばらく放置して積んでました。
このメインヒロインの結愛はおよそ最悪の造詣ですね。
もったいぶるわ意固地だわ上から目線だわ(武力があっても)実力がないわ、最高に士気を下げてくれるキャラ。
ドヤ顔で竹刀か刀かの選択を提示していましたが、そもそもお前にそんな選択を示す資格があるのかと。
プロローグで主人公助けるのはいいとして、姿見せんなよって感じ。
スケープゴート的に用意されたラスボス親父が、結愛へのご褒美のようになっていたのも嫌悪。
ヴィヴィと衝突してた解放者のスタンスとか関係なく、無遠慮でヤリ合ってるのは白々しいまでに清々しかったですわ。
あんなオチのために、箔付けで他キャラを惨殺させてたとか展開が短絡的過ぎ。
TrueENDが結愛Verしかないといい、結愛絡みでは、およそ忌避すべき展開ばかり目につくダメダメさ。
目当てだったヴィヴィ√も、この本筋に引っぱられてスポイルされてしまった感じ。
そして、主人公は……自らが動く場面では、頼りなさと情けなさが目立ちます。
最高に無双してたのが、暴走シーンって。(笑)
……しかし、イリーナ√の撤退&再起援護と、敗戦後に寄り添って泣いてる姿は、それらを払拭して余りあるものでした。
白みゆく空の下、ボロボロ汚物まみれの二人がローザ人形抱えて泣いてるCGがあったら神でした。
終わってみるて、個人的にまともに評価できたのはイリーナ√のみ。
牛と太股は本筋の始まっていない前座1章で背景説明の枠に嵌められ、
ヴィヴィは1章との対比と3章への繋ぎに使われるというように、
(結愛絡みの)本筋の展開の犠牲にされている感がありありと感じられました。
イリーナは立ち位置が結愛とか組織に関係なく、ヴィヴィにだけ従属していた点に救われていましたね。
と言うか、2章で巻き戻さず、イリーナ√後から決着に至るという方が人物的にも展開的にも面白そうな気が……。
少年Rも話に絡めて、もちろん、結愛は死んだままで。(漆黒)
まきもどしますか?まきもどしませんか?
>「“三人”」
目をキラキラさせてるイリーナの立ち絵がドツボ。
この三人の関係といい、イリーナ√のENDといい、その後のヴィヴィ√で覚えた、
何とも言えない何とかならんのかという感じはゾクゾクきました。
>「バーカ」
……え? ナインちゃんキャラ崩壊してね?
真相そっちのけで、彼女がこんな台詞を吐いたことにビビりました。
一章でしてやられた八つ当たり? 可愛いじゃないですか。
結愛に代わって真ヒロインやってくれ。というかイリーナ√の活躍はマジGJ。
妄言多謝です。