心温まる町。そこで二人の妹と過ごす日々―――。
のんびりとした、和気藹々とした小さな町が舞台です。
まったりゲーの代表作になりうる作品ですが、この作品の売りは雰囲気と二人の妹だと思います。
そう、姉の小鈴と妹のまゆですよっ。
二人はショコラのすずのように、ゲーム本編が始まってから義妹として登場するんですが……二人とも良妹です。
・小鈴
小鈴は最初ツンツンしてます。妹にしてツンデレ、二度おいしいキャラです。
主人公を呼ぶ時は『アンタ(ツン時)⇒兄ちゃん(デレ時)』とこれまた見事なストレートを剛速球で投げつけてきました。メチャメチャストライクです。ストライクというかむしろアウトです。もちろん私が。
・まゆ
まゆは最初からある程度懐いてくれます。性格はしっかり者で遠慮がち、だが根っこは甘えん坊と基本に忠実な素晴らしいキャラです。
主人公を呼ぶ時は『お兄ちゃん』。これまた基本なんですが、基本だからこその破壊力というのも侮れません。何回か破壊されました。もちろん私が。
シナリオは普通、悪く言えば平凡でそれなりのレベルでしかありません。ですが妹二人と他ヒロイン(特に鮎)の魅力は相当なレベルです(結構えっちですし)。
サブキャラの人たちも優しく主人公達を見守ってくれていて、見ていて心が温まるゲームです。SD絵が妙に可愛らしいのもGOOD。
えー、ただ攻略が微妙に面倒というか、変です。方式は何の変哲も無い選択肢のフラグ立てなんですが、目当てのヒロインだけ行ってると別のENDに行くことがありました。
私はまゆを攻略しようと思ったら、いつの間にかハーレムに行ってましたからね。そこは注意してください。
和みたい人、癒されたい人、妹が好きだ大好きだ愛してる―――という人は、秋に彩られたあかね色の町へ出かけてみるといいかもしれません。
きっと、いい出会いがありますよ?