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堕ち魔さんのもんむす・くえすと! 前章 ~負ければ妖女に犯される~の長文感想

ユーザー
堕ち魔
ゲーム
もんむす・くえすと! 前章 ~負ければ妖女に犯される~
ブランド
とろとろレジスタンス
得点
95
参照数
1687

一言コメント

RPGプレイ中に女性型モンスター(魔物娘)の容姿に惹かれたり、混乱・誘惑攻撃に本気で惑わされた経験がある人なら、はまること間違いなし!

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

とにかく、同人としてはシナリオ量が半端ないほど長い。
しかも魔物娘に敗北して射精した時のワザに応じて、その後の逆レイプシーンがシナリオ分岐するのには驚いたし、
さらに敗北状況に応じて、魔物娘の勝利台詞も変化するのは脱帽した。
(戦闘でわずかな差で負けた、相手に挿入された直後で負けた、おねだり・こうさんして負けたなど)
このあたり、製作者の魔物娘に対する深いこだわりが見えてくる。

また、人と魔物の価値観の違いや物語性、登場人物の舞台背景などの作りこみもかなりしっかり出来ている。
特に、主人公ルカの「勇者として魔物を討つ使命」と「人間として魔物との共存」の二つの理想からくる葛藤は非常に面白いです。

魔物娘の数も約60体と非常に多く、プレイすれば確実にお気に入りキャラがいるはずです。
特に、序盤のロリ娘盗賊団や妖孤はそのエロかわいさから何度もおねだりした経験があります。
逆に、フィールドで会うザコ系魔物娘は「女性上半身+動物or触手」のキメラタイプがほとんどで、
かなりグロテスクなタイプで好きな方はあまりいないのではないかと。
この辺りは、複数絵師によるキャラデザを起用した弊害が如実に出てしまったと思う。
(むしろ、それぞれの絵師のデザインセンスをより特化させたのではないか)

続編(中篇、後篇)の予定があるので
今後の作品も期待できそう。