(GiveUp) (追記 2012.8.14.)S-RPGとしてもゲーム性は非常に完成度が高く、満足できる代物。しかし、それ以外が微妙な気がして面白みが欠けてしまっている気がする。
エウシュリーは今作が初プレイ。
なので、前作「姫狩り」も未プレイだし、戦乙女シリーズの設定などもほとんど知らない一見さんですが、
美少女ゲームアワードでゲームプログラム賞を取るだけあって
ゲーム性のストレスが全く感じない位のプログラム完成度はびっくりしました。
基本的な流れとしては、
・街の外で戦闘すればなんらか新しい合成アイテムが獲得
→街の拠点へ戻ればだいたい新規レシピが出てきて新しいアイテムが合成(作成)できる。
これの繰り返しになるのだが、
この行為自体が新しいアイテムを見つけるという楽しみになるため
意外と飽きが来なくなっている。
そのついでに、新規マップで戦闘をしてメインシナリオを進めるといったような流れになるので、
アイテムを探しているうちにどんどん話が進んでいて
気がつけば大いにはまってしまっていた。
はずであるのだが、
シナリオやキャラ育成がどうしても自分には合わないせいか
早い段階でギブアップしてしまった。
シナリオは主人公ウィルが一流の鍛冶師を目指して仲間と共にがんばるという王道的な話なのだが、
そのわりにはのめり込むほど面白いという印象がなかった。
ダンジョン捜索とかはそれなりに内容が思い出せるのだが、
街や拠点では工匠の勉強中にヒロインが遊びにやってくること以外ないせいか
いつも似たような話ばかりな気がする。
それよりもっと問題だったのは、序盤でサブキャラが一気に仲間になることだった。
早期に仲間になるおかげでサブキャラのシナリオパートでは華が立っていたが、
SーRPGパートでは、メインキャラと似たような役回りなユニット性能が大量に増えたせいで
キャラへの情熱が薄まり、育成のし甲斐がそがれてしまった。
(潜水や溶岩移動などのサブキャラ特有の能力も装備アイテムでカバーできるので
わざわざサブキャラを育てる必要性がほどんどなくなっているのも良くなかった)
自分のプレイスタイルは全キャラ育成したいという願望もあったため
一気に各キャラの差別化がじつはあまりなかったことに気がつき、
それに加えてシナリオの薄っぺらさにも気がついてしまったおかげで
一気に飽きが来てしまった。
(2章クリアまでが我慢の限界)
発売前は、今作を機に戦乙女シリーズもやってみようかと思っていたのだが、
実はこのシナリオのレベル程度の内容だというのなら
ちょっと考え直そうかと思ってしまったぐらいである。
あと、女性キャラはフルボイスなのに男性キャラはメインキャラすら声なしなのは
流石にちょっと違和感が出てしまうなぁ。
(追記)
飽きてしまった原因の一つに、
発売当時、同時進行で「ディスガイア4」をやっていたせいで
色々と比較したりしていたことが考えられる。
ディスガイア4と比べると
シナリオ、設定、キャラクター、プレイしやすさなどが
圧倒的に劣っているから一気に飽きてしまったのだと。
エロゲを本場のCSゲームと比較するのも酷な話かもしれないが…