ひたすらに優しい人たちの物語。
エロイッカイダケだのなんだの言われていますが、それは置いといて。
主題がモロに刺さったので、ちょっと高めのこの点数になりました。個人的に「優しさ」を謳う物語で「春」ではなく「秋」をテーマにしたのが新鮮でした。
この物語は最初から最後まで「優しさ」を主題にえがかれた作品だった。
その姿勢は最後の一文までついにブレることなく、ただ人と人に伝わっていく優しさを私に伝えてくれた温かい物語だった。
途中、「ん?」と思ってしまうような行動をとる人物がいても、それすらも結局は優しさゆえのもの。
人を憂う者たちのひたむきな態度に感動させられた、そんな作品。