「いつでも一緒にいたい。いつでも一緒にいられる。たとえ離れても一緒。それが家族」
-117作品目-
【実施攻略順】
瀬麗武→エリカ→良美→きぬ→なごみ→乙女→素奈緒
【推奨攻略順】
乙女→素奈緒→エリカ→良美→その他→きぬ
・乙女√では当然「卒業」がテーマになってくるため、
後回しにすると「卒業」に対して感情が磨耗してくる。
インパクトの意味でも最初にやった方がいいだろう。
・素奈緒√の流れは途中まで乙女√と似ているため、
乙女√の後にやるともう少し拳法部に感情移入出来る。
・個人的に乙女√、素奈緒√で株が上がったのがエリカの為、
続けてやりやすいと思う。良美はまあ何となく付随して。笑
・単純にきぬ√がとても好きだったため、
最後の方がいいんじゃないかという予想。
【以下ネタバレ】
【瀬麗武】
2学期をやっていないので詳細までは分からないが、
それでも充分楽しめた。
設定自体もなかなか面白いものだったが、
「強さ」というものに対しての精神的成長が分かりやすく描かれていて、
今まで「父親」に依存しながら1人で高めていたものが、
生徒会執行部を通じて昇華されていくのは非常に優しいテキストだと思った。
本質的に言えば、そもそも1人向きの性格ではないというのも良い。
地獄蝶々の引き継がれ方も個人的には好きだった。
なごみが居なかったら、甘えヒロインとしてかなり強かっただろうと言えるのは間違いない。
【エリカ】
格段に良い√になった。
恋や挫折など色々な事を経験して、
「姫」から少しだけこちらに近づいた「エリカ」になってしまったり。
状況や展開は壮絶でも、チート級の仲間たちによる「つよきす」特有の安心感。
王道よりも少し面白い王道だった。
最後のアフターで猫とエリカが一致したのも良い締め。
デレ多めのエリカの威力は異常。
【良美】
実は良美めっちゃ好き。
しっかり「重たい」と言えたり、
登校も自分から迎えに行ったり、
ゴリ押しでも自分色に染めてみたり。
ヤンデレ良美に対するレオの立ち回りが非常に良かった。
西崎さんへの手当てを乱暴にしなかった良美に拍手を送りたい。
3学期になって、
自身の嫉妬心をすこーしだけ俯瞰な位置で見れるようになっているのは、
エリカのおかげな気がした。
「良い人」に対する答えは「周囲の幸せ」で至極当然なんだけど、
√の導入が「演技」だったから、
良美への諭し役が素奈緒なのは非常にグッド。
ハンサム大野だか誰だか知らんがマジでコロス。
【きぬ】
前作のが好きっていう人もいると思うけど、
僕は今回の展開の方が好き。
スバルの涙で心のダムが完全に決壊した。
「対馬ファミリー」に対するスバルの葛藤やら何やらの一つ一つが、
すごく心に来た。過去には戻らない。
時は巻き戻さない。今が最高。
バスケもすごく面白かったし、
幼少期のCGもめちゃめちゃ良い。
ていうか過去話ほんと好き。
染めたり、染まったりする必要の無い2人は元々の相性がとても良かった。
対馬ファミリー大好きです。
【なごみ】
やはりなごみ。
3学期。
なごみだけは、
「母親が再婚してしまった」という大きな違いがあるため、
中の人の演じ方がだいぶ変わっていた。
このなごみもすごく良い。
これは仕方の無い事だけど、
なごみ√に関しては1学期に知り合って紆余曲折ありながらも勧誘して、
その流れで付き合ったらギャップ萌えがすごいっていう流れが強かったから、
それに比べるとどうしても力負けしてしまった。
それでも噛ませ犬の後輩に叱咤するシーンとか格好良かったし、
なごみの性格上レオ主導で進んでいくことになるので、
それについていく先輩後輩の関係はとても良かった。
一向に好きと認めないなごみ本当可愛かった。
【乙女】
1学期同様、やはり乙女√ではバトル。
姉弟関係を強く出す為か若干レオが女々しくなっていたが、
まあ許容範囲。
(→女々しく感じたのは、
レオの中にある「テンション理論」というものが、
レオが頭の中でしっかり計算した上での「テンション理論」ではなく、
自然と脳内で処理されるようになった為だと思われる)
部活とはいえ、中学の頃に乙女さんに怪我を負わせた瀬田を、
レオがローキックで戦うというのは良い因果だった。
また、相手校の立ち回りと中学の頃のトラウマをリンクさせることで、
それがレオ自身や素奈緒の昇華になったことも良かった。
結局「言われればやる」精神のまま瀬田を倒したわけだが、
アフターで少しずつ改善しているようなので、
いずれ自分から乙女さんを迎えに行く頃には、
「言われずともやる」レオになっていることを祈ろう。
エリカの乙女さんに対するデレすごく好き。
【素奈緒】
良い意味でパッと読み終わったお話。
気付いたら3時間経ってた。
冬だから窓は閉めてると思うんだけど、
どうやってレオの自分語りが素奈緒に聞こえたんだ?ってくらいかなー気になったのは。
そこからの展開は普通に面白かった。
流れが乙女√と似てるから、
どういう経緯で分岐するのかなって思ってたけどなるほど。
乙女さんの退部騒動の為にフル稼働するエリカにグッときたね。やばいわ。
消しゴムに好きな人の名前書くとか可愛いことするやんけ...。
【あとがき。全編を通して】
無印から更にパワーアップしました。
ヒロイン7人+αで結構なボリュームのある作品でしたが、
ここまでダレることなく最後までプレイできたのは、
「つよきす」の魔力だなと思います。
どのヒロインも可愛くて個性があって、
√に入る度にワクワクしながら読んでいました。
合間にある対馬ファミリーの日常も楽しくて、
僕はこのファミリーが本当に好きですね。
2年組の卒業式、
館長が咲かせてくれた桜で花見をした時のCGは、
しばらくクリックすることも無いままボーッと見ていました。笑
エリカに想いを託された時のなごみがまた切なかった...。
これだけの人数ですが後輩組はなごみしかいないので、
なんとか楽しくやっていってほしい。
まあたまーに遊びに来てくれたりとか、するかな。笑
「つよきす」をやっている間は本当に楽しくて、
短い間でしたが最高の時間でした。
次はネクストになるわけですが、
こちらも楽しめることを祈って。
改めて最高の作品でした。ありがとうございました。