ギャグなら笑える そこを越えると理解の追いつかない話になる
ギャグパートでのちゃぶ台返し返し返され感は好き あとHシーンエロい
しかし各√でのクライマックスとなると読み手をぶっちぎった行き当たりばったりに見える
伏線や了解作りが背景としてただ置いてあるだけで、展開し収束していくわけではない
各ヒロインを象徴する命題と、シナリオでの問題解決とがほとんど繋がってない
だから後から結局どういうことだったのか、と思い返しても
行き当たりばったりだったとしか返せない
後から思い返して散逸か、余分か、不足か、とにかく一個のテーマに貫かれていないように見える
そのせいでキャラの過去の事実や感情だけを置いても、その次の展開で状況や心情に変化があっても、前後を結ぶラインがただ表層的 ここは前作の方が顕著だったか
いきなり幽霊だなんて言われてビックリした
砂漠だ牢獄だ内心恨んでるだの言われても抽象的だったり表現不足だったりと共感できない
シリアスや急展開ほど読み側への案内をしっかりさせておかないとこっちは置いていかれる事態になる
交わされる会話もモヤっぽく思わせぶりに映り、話の中身がうまく掴めない
ノブチナ√はこのラインがしっかりある ヤクザ・親子・演劇・かっこつけ
読み手が同じ文脈上で消化できるようなタイミングが足りてないか？
まぁノブチナの暴走はシナリオ面での暴発ではなかったしな
パトもな、大好きだし、恋を経て内面の変化もあるのいいんだ、
つっても最初にあった魅力である気品が完全にどっちらけしてしまうのは違うだろう
見識を広げた、というより別の特性と入れ替えたような具合に落ち着いたなぁと
この点では姉さんはあれだけこれは酷い変革をするのに別人になったようには感じない
あくまで大切なものに対してまっしぐらな特性はそのままだったからか
ユウは完結すらしてない