短いが綺麗に纏まっており、オンオフがしっかりとしている良作。詳しくは長文にて。
Campusの作品はウソシリーズ打算的なラブコメに続きプレイは6作目、この作品で初めてCampusの作品は全て同じ舞台な事に気づきました(笑)
打算的なラブコメがアフターで不快なシリアスを入れて爆発したので今回はシナリオには全く期待していなかったのですが、正直ロープラ作品としてはかなり良かったですね。
ヒロインの優希ちゃんは過去のトラウマからかなりめんどくさい子になっているのですが、主人公がそれを補えるくらいしっかりしているので良いバランスでしたね、特別な事は出来なくても高校生として身の丈のあったカッコよさや気配りを見せてくれて好感触。
お話は過去に大失敗をしてしまったヒロインを主人公がひたすら肯定する話ってのが簡単な一行説明かな?話自体は割とありきたりなのですがコスモスを話のメインに据えて一本芯の通った物語だったかと、コスモス畑の演出は分かっていても好きだなぁ......となれるので好きですね、OPを流したのも場面に合っていて良かったですね。
作品全体としては先ほど書いた魔法の話を前半で消化して、アフターは二人の蜜月を頭から尻尾までといった感じでシリアスは一切なしという構成。前作と違いいちゃらぶはいちゃらぶ、シナリオはシナリオと区分けしたことによりお互いを純粋に楽しめたのでこれが一番良いと思います。
不満点を挙げるとすれば魔法が絡むのでいつも通り使い魔がいるのですがこいつらが不満を煽るだけ煽る畜生のようなキャラ(ウグイ〇カグラにいても違和感がなさそうな奴ら)で、特に干渉もしてこなかったので必要だったのかな?って思ったことですかね。でもこいつらの登場する演出は上手く使えば化けると思うので次回作ではその辺を期待。
このレベルの作品を定期的に出してくれるのであれば、全作品共通のBGMも耳に馴染んでかなり好きになってきたので買っていきたいですね。