厳しくも一途な想いを持つヒロイン
そんな感じで主人公を思うヒロインとの無人島生活を描いたのが本作です。
(シナリオ)70点
今回は、主人公が他の女の子からラブレターをもらう所から始まります。
でもそれは悪戯で、主人公がまんまと引っ掛かる様子を沙耶に目撃されてしまいます。
で、「弛んでるからこんないたずらに引っかかるんだ!」と、主人公を鍛え直すという名目で無人島に引っ張り込むと。
で、その無人島生活の中で気持ちを通じ合わせた二人は、修行をしながらもラブラブな生活を送っていくという
いつも通りのNornと言うほかない感じのシナリオになってます。
今回の山場は沙耶の祖父から突き付けられた決闘で、それに勝たないと関係を認めてもらえなくなるのですが、
それを沙耶は隠しており、沙耶の異変に気付いた主人公が問い詰め、
「もっと頼ってほしい。頼られるような男になるから」と、気持ちを深めあうような感じになりますね。
でも、最後のその決闘がどうなったかは描かれておらず、やや消化不良感は否定できません。
どうせならそこまで描ききってほしかったですね。
(ヒロイン)80点
ある時は真面目でクール、みんなの憧れの的な生徒会長。
またある時は心身ともに鍛え上げたいっぱしの剣士。
そんな沙耶も、主人公と二人きりの時は厳しくも甘い恋人の顔になります。
「最近の洋介は弛んでるから修行だ!」などと言って無人島に引っ張り込むのも二人きりになりたいが故の作戦ですし、
洋介にやる気を出させるためにエッチなことを持ちかけたり、普段からは想像できないようなことを次々とやってきます。
でも、そうまでして修業させたいのもちゃんとした背景が描かれていました。
実は、沙耶が剣術の修業を始めたのも、洋介に惹かれたのも、過去の洋介の凛々しい姿を見たから、なんですね。
いじめっ子に既然と立ち向かう洋介の姿を見て、その凛々しさに惚れこみ、
ならばと二人揃って道場での修業を始めたという回想シーンがありました。
だからこそ、今の腑抜け切った洋介の姿は見てられないんだという想いが、彼女をここまで動かしたんですね。
(エロシーン)80点
基本的に真面目な沙耶ですから、序盤ではあまりエッチなことは受け入れてくれない・・・
と思いきや、気持ちを結びあった瞬間から、積極的に中だしエッチを求めるようになります。
無人島にくる直前の偽ラブレター事件で気持ちを自覚していますから、焦ってしまっているような感じも見えますね。
さすがにどこででもなりふり構わずという訳にはいかず、サンオイルを塗りながらエッチをしかけた主人公に激怒する場面もありますが、
それ以降、必死に我慢する主人公を見ては「我慢させるのはよくない」と言いながら体を許していきます。
でも体のほうは確実に開発されているわけで、中盤になると寝起きの主人公にフェラをしたり、紐水着を着たりと、
積極的になっていく様子が描かれています。
ボテ腹は最後の一回だけですが、この作品はアニメつきなのでその点高評価ですね。
というわけで、真面目なお姉さんとの恋愛話を楽しめた作品でした。