オンオフの切り替えの激しいお姫様
イリーナはまさにそんな姫でした。
(シナリオ)70点
平穏な日々を送る主人公、優一は、突然南国の王宮に拉致される。
そこにいたのは姫様3姉妹で、優一に誰か一人を嫁にするように迫る。
実は彼女らは幼少のころ主人公宅にホームステイをした王女たちで、
その時別れ際に約束した結婚話を信じ、主人公が二十歳になったのを機に再会したのだった。
このとき優一は彼女らのことを忘れており驚くも、一晩経つと昔の思い出と彼女らへの好意を思い出し、
決心した優一は一人を選び、結婚を認めてもらうための子作り生活が始まるのだった。
というのが、この「南国三姉妹」シリーズのプロローグです。
さて、そして長女イリーナ編ですが、彼女は「魔界プリンセス」のサラ以上に責任感あふれる人物で、
人に苦労を見せず自分で何でもこなそうとします。
でも、そうであるがゆえに事件が。ある日イリーナが過労で倒れてしまいます。
さらに、それまで薄々様子がおかしいことを感付いていた優一もこれを防げず、
「自分は彼女の夫として何もできなかった」と、逃げかえろうとします。
エミリア、サヤカに「姉さまには優一がいないとダメ」と諭され、今後みんなも協力するからと落ち着きますが、
いやはや、Nornにしては結構シリアスな話でしたね。
(ヒロイン)70点
イリーナはとにかくあまあねって感じで、徹底的に優一を甘やかしてきます。
母性本能丸出しって感じで、ちょっとしたことも見過ごせないって感じですね。
その甘さは特にエッチ方面で開花しており、ちょっとしたタイミングで優一の息子が元気なのを見るや、
ところ構わずエッチに突入しています。
その一方で責任感の強さも徹底して描かれており、
「国王たる父様がいない間は私が国を守らなければ!」と、昼間優一と子作りした後、
一睡もすることなく積もりに積もった書類の山を崩しにかかります。
この状況はエミリアやサヤカも気づいており、優一が来る前から手伝いを申し出ていたというもののすべて断り、
優一がやってきた後も「気を使わせたくない」と、優一にこの事実を隠し通しています。
結局優一がこれを知るのは、イリーナが倒れてからエミリアに説明を受ける時で、
責任感の強さと母性本能の強さゆえに、妹たちを信頼しきれていなかった面が出てしまっています。
そんな彼女もこのことをきっかけに一人で抱え込むこともなくなり、
後に主人公が国王の勉強を始めるきっかけにもなります。
(エロシーン)80点
イリーナさん、エロすぎじゃないですか?
いやね、シーンそのものは普通の純愛物のエロなんですよ。
ですけど、ところ構わずエッチに流れ込むのはねぇ・・・
いつもなら日常シーンが少し入るんだろうなぁという所でエロがいきなり来るので、少々唐突な感じがします
中身はいつものNornなんですけどね。
基本的には「王家の結婚を認めてもらうために子供を作る」という背景があるため、そのためのエッチということになります。
そのため、最初からひたすら中出し、妊娠を意識した発言をしまくりで、イリーナのほうが積極的になってきます。
気持ち的には女性主導のエロと言えるかもですね。
というわけで、責任感ある甘やかしお姉さんと言う新しいヒロイン像の作品でした。