エロゲ版SLGの最高峰の作品
今更説明するのも難ですが,本作は,2006年に発売された作品で,ランスシリーズにおける「ランスVII」という
正史ナンバリングタイトルです。
本作は,単独作品としても完成度が高いですが,既出のキャラクターや世界観などはシリーズを踏襲しています
ので,2016年時点では「ランス01 光をもとめて」,「Rance II -反逆の少女達-」,「ランス03 リーザス陥落」
「RanceVI ~ゼス崩壊~」の少なくとも4作品はプレイしていた方が断然楽しめると思います。
本作のストーリーは,主人公のランスが「JAPAN」という日本の戦国時代を模した世界で好き放題暴れ回り,天下
統一を目指していくというものです。
本作の特徴は,魅力的な世界観と中毒性の高いゲーム部分です。
前者は,みんなが大好きな(?)日本の戦国時代が舞台ですが,それがランスシリーズお馴染みの剣と魔法の世界
と上手く融合されており,胸の熱くなる展開が満載です。もちろん,魔人もがっつりシナリオに関わるので,人間
同士の争いがいつの間にか人類対魔人の争いにシフトしていく手に汗握る展開もお約束ですが,燃えますね。
後者は,「地域制圧型SLG」ではお馴染みのターン制が採用されていますので,次から次へと展開が進む中で版図を
拡大したり,贔屓のキャライベントを消化したりととても1週ではやり尽せないほどの要素がてんこ盛りです。
本作には,1周目で到達できる「正史ルート」に加えて,2周目以降に解放される各ifルート(「五十六ルート,
謙信ルート,蘭ルート,魔王ルート」)が存在します。ただ,すべてのルートを攻略するためにはかなりのプレイ
時間を要するようなので,「正史ルート」だけでも十分だと思います。
本作では次回作以降のランスシリーズにとって重要(だと思われる)シーンが描写されていたり,キーとなるキャラ
が登場します。「ランス9」までが発売されている2016年時点ではどのキャラが「ランス10」に再登場するかは分か
りませんが,「ランス10」の発売までにランスシリーズを一通りプレイしてみたい方,「ランス・クエスト」や「ラ
ンス9」を先にプレイされた方で以下のシーンやキャラに少しでも興味を抱かれた方は是非プレイして頂きたいです
ね。
●重要(だと思われる)シーン
・健太郎が魔人化されるシーン
・シィルが氷漬けにされるシーン
●重要(だと思われる)キャラ
・織田香(香姫):次回作のランス・クエストにも登場
・鈴女 :次回作のランス・クエストにも登場
・徳川千(戦姫):次々回作のランス9にも登場
・上杉謙信 :次回作のランス・クエストにも登場
・山本五十六 :名前のみ次回作のランス・クエストにも登場
・来水美樹 :再登場なし
・小川健太郎 :再登場なし