やっぱロミオさんの中でもＣ†Ｃは頂上ですね。色々思うところがあるファイナルコンプリート銘ですけどもトモダチの塔収録で以前の復刻での不満はクリアかな。好きだからこそ出る文句などを長文のほうにいくつか。
PC初代から,PS2, PSP, XBOX360, PC復刻版とやってきて６回目のＣ†Ｃです。
（桜庭の声優、十文字隼人は一番最初のPC版と復刻版のみでコンシューマ及びこのファイナルコンプリートでは声優変更になってます →山崎たくみ名義もしくはProf.紫龍名義）
ラバの声優についての文句って初代から替わった直後ってあんまり気にしてなかったようにも思うんだけど、今回すごく浮いてしまっていた。なんというかキャラ違うよね確かに。この点を指摘されているレビュアーさん居ましたけども同意です。なんつーか、まんまFate/ZEROのケイネスじゃないの。初代の十文字隼人（子安）をそのまま真似ろとまでは言わないけども雰囲気をもうちょいどうにかできなかったのかなぁ。キャスト交代があった事自体が悲しい事件だったのかもしれないけども。山崎たくみ(Prof.紫龍)さん、もっと頑張ってくれ、地の話し方と抑揚だけじゃなくて「演技」ってもんがあるでしょう？？どれもこれも同じじゃそれはプロとは言わないよ。（解りやすく大御所で説明をすると若本さんもそうだけど、持ち味だけ突き詰めれば良いってもんじゃない、作品別の役作りは必要でしょう。オルタや家族計画なんかは凄く良いのに、脚本家からの指定なのか声優判断なのか知らないですが、完全な若本節に染まると途端に陳腐になるのと同じで山崎さんもその系統よ～～）
アフターではさらにキャラ崩壊してて泣きそうでした。何ですかこのラバのひどさ。
（後日談：9年ぶりに機神飛翔デモンベインをやってみました。山崎たくみさん演じる3人の演じ分けは見事なものでした。つまり声優さんに非はなく、収録にあたって指示を出した開発側がなっていないというわけです）
ちなみに原作では一番号泣したのがラバ送還だったりしますね。
上記は例外として・・・10年以上が経過しても各声優さん、さすがとしか言いようがないですね。ちょっとだけの違和感が残る方も居ますが既存部と比べて追加になったところの雰囲気はきちんと守られてます。女性陣、そこそこ歳を重ねてしゃがれた感じになりがちなところ、みなさん当時のままであまり劣化なくすげえと思います。
エンドロールは・・・えーーー、前のが良かったよう、なんでこうしちゃったの？？？
OP動画は・・・うーん、まぁマッチしてたから良いけども全体の先頭に入れたらどうだったろう？
巻戻り動画も・・・うーん、なんかちょっと釈然としない。
（まだ実験してませんが、これらの動画は独立したMOVIEファイルとして存在しているので旧バージョンと差し換えてやろうか、とすら思ったがそうか縦横比がそもそも違うのか）
スキップ機能などが結構しっかりしているのでプレイ自体に支障はなかったけども、ボイスカットをOFFに出来ないシステムがやや不満。演出のクリックカットも効かないし。復刻版のほうがシステムまわりは完成度高かったんじゃないのこれ。ワイド対応のためか１枚絵イベントがスクロールするところが出来てしまい、合っていたり合ってなかったり。
各部演出の強化、メッセージウィンドウと全体表示の切り替えなどは良い感じでしたね。リップシンクのクチパクは結構良い感じだと思いましたが立ち絵にだけ適用でイベント絵で会話が進行するところが無くて少し淋しい感じでした。
全体的には総集編、完成版と銘打つにはちょっと、と言わざるを得ない品質だったかと思います。
意図的に誤変換でもしないと出ないはずの「太陽→大陽」誤変換だとか、あちこち誤字脱字が目立ってました。テストプレーヤーをあと10人増やして３周やらせる手間さえ惜しまなければ潰せるのに、勿体ないね。
エクストラアフターについては蛇足というかロミオ風味のかけらも感じられないというか、XBOX360のアフター時に感じた不満が今回もそのまんまなオマケシナリオだった感じがします。絵柄も結構違うし、残念ですね。
特に太一の新立ち絵の違和感たるや・・・。
あとは単純に他人視点からの太一は言動自体がすごく不快って事もよく解りました。
本編＋トモダチの塔だけあれば良かったんじゃないのかなぁ、コンシューマの逆輸入要らないので。
作品としてはもうマイナスを付ける要素がそもそも無いというか自分にとってエロゲの頂点なので相変わらず１００点以外つけようがないのでありますが。
※メモ：シーンタイトルの消化数はDIARYからシーン再生をしないと埋まらない模様