甘えも度を超すと怒りになるんだなぁと思いました。作品全体はとても良い仕上がりですけどちょっとキャラの性格があんまりで途中何度も投げ出しそうになった。平凡な学園ものとしては教科書通りの出来です。
システム面。
何このボイスリピートアイコンと画面左端の中間当たりにある不感帯、だいたいいつもここらへんにマウスカーソル置いて読み進めるんですんげー不快なんだけど。なんかしらの枠とか意匠があって不感ならまだ理解できるけど何もないところなのに、なにこれ。
・・・起動しなおしたら直った!?なんかレイヤー破棄忘れがあるのか。再現テストしてみたらコンフィグを出して戻ると不感帯が出来てしまうらしい。嫌なバグ残ってるなあ。一応メーカーには報告入れておきました。
開始早々気付いたのでこういうのはテストプレイの人数を増やすことで回避ができる障害だと思います。
(2015/3/6 Ver1.01で再現100%)
アイキャッチの1クリック手前で先読みをしてから画面遷移しようとして重くなるのがちょっとストレス。
不必要に多く入りすぎているような気もする。
Hシーンのエクスタシーメーター、これは良いですね。あと何クリックでイくみたいな表現をしている作品よりも自然です。あれは数字が出るのがちょっと萎えます。一つだけ要望を出すとすると中出し/外出しの選択肢を設定で固定することを選べたら尚良かった。こうメーターが上がっていってクライマックスの手前で選択肢ってがっくりくる。(あ、解った。前述の画面不感帯、このメーターの座標だ。コンフィグを出して不感帯が出来たあとHシーンでこのメーターが出た後に表示が消えると不感帯がなくなって元に戻る。このレイヤーがそもそもマウスイベントを背景レイヤーに透過できる設定だったら不感帯なんて出来なかったのにね。)
メニューUIが凄く洗練されていて良いですね、このポップアップ型でサブコンテキストが出る方式、凄く賞賛するところだと思います。とても使いやすい。
真優ルート、これを可愛いと取るか我が儘すぎて話にならんと取るかで評価が二分しそうですねこれ。自分はどちらかというと序盤からもう霹靂気味。保健室登校じゃないけど、そういうのって小学校まで、甘くみても中学までだよなあ。事情がどうあれこれはいただけないと思う。本道なルートだと思うので最初にやったけど正直なところ途中で何度も投げそうになった。滅多な事がない限りギブアップというのはしたくないので我慢しつつ読み進めたけども。家事の失敗なんかも2つめくらいで自重するのが良識のある人間の行動なんだけど、酷いなしかし。良かれと思っていれば何をしてもいいわけじゃないだろうにガキか全く。そこから脱却するっていう主題ではあるんだけど限度を超えていると感じた。
良いところは、普段の台詞と舞台で演じている時のボイス、落差がすごくてびびります。声優さんさすがやなあ。これは素直に感心するところ。
全体を通して見ると良いシナリオだと思います。前述のところがやたら目についてしまいましたが。
他ヒロインのルートでは良いキャラなのになぁ。
先生&真里亜ノーマルルート、無理に個別を増やすよりはこういうのも良いですね。かなりエロい。
メイド服でのプレイがあったら最高だったのになー。
アリスルート、百花ルートは何というか良くも悪くも平凡です。ごくごく普通の学園モノに飽きてきてしまっているのかもしれませんが。
最期に残しておいた本命、千奈ルート。これはなかなか。Hシーンかなりエロいですね。最高です。
全員クリア後にカーテンコールがあったのはちょっとびっくり。