黒井✕すまぱんという素晴らしいタッグ
変身ヒロインゲームには大きく分けて3種のシーンがある。
1、犯されるが堕ちずに話が続く (キャッチアンドリリース、調教)
2、犯されて話が続かない(ゲームオ-バー)
3、堕ちても話が続く、最初から堕ちている(バッドルート、悪堕ち)
本作は1に関してはいつもの黒井シナリオで、犯されながら戦う気高きヒロインといった感じでシナリオ中でちょくちょく犯されるし、2に関してはこれがメインといっていいボリュームがあるが、3のシーンはほぼない。「私達悪の首領のペットになりました♡」というシーンがひとつあるだけである。まあミドルプライスなので仕方ないが、3のようなシーンが見たい人は買わないほうはいいかもしれない。ただし僕はオフィ通特典シナリオは持っていないので、そこにはあるのかもしれない。
今作は珍しい中世ファンタジー世界観での変身ヒロインゲームだ。僕は変身ヒロインゲームのツボは、普通の女の子が力を得て戦い、負けると無力な普通の女の子に戻って陵辱されちゃうところだと思っているのだが、中世世界観だとヒロインが普通の女の子ではなく「くっ、殺せ」系のキャラになってしまうのではないかと不安だった。しかし、本作のヒロイン、セシリィのキャラ造形はけっこうよかったのではないかと思う。まずセシリィは巫女パワーで回復呪文が少し使えるが、基本的に無力な女の子で、城からあまり出してもらえないお姫様である。だから普通の女の子ではないにせよ、弱くて可愛いし、犯されると懇願したりごめんなさいしたりしてくれるのでなかなか変身ヒロイン感が出ている。キャラ造形に重要な戦う理由も、世間知らずな上にみんなに愛されているセシリィが、例え犯されても自分の民を守りたいという優しさを持っているのは納得できる。正直某セリカみたいな普通の女の子なのに凄い正義感持ってるし意思も強いですキャラは納得できないところもあったので、この中世ファンタジー設定はよかったんじゃないかと思う。
もうひとつ中世ファンタジー設定の良い面として、ハードな世界観が作りやすいことがあるだろう。本作の世界観では人間は淫魔に日々脅かされており、作中でもモブがあっさり死んでいく。そんな世界だと負けたヒロインが犯し殺されるシーンも違和感なく楽しめる。
そろそろ本題のエロに関して語ろう。まず本作のシナリオは、おおまかに言えば、
国に淫魔が侵入して、セシリィが殺されそうになるも禁忌の力で変身する。
禁忌の力は代償に使い手に快楽の試練を与え、最後には使用者は悪堕ちして厄災をもたらすので、使った輩は即魔女裁判で死刑になるようなものだった。
そのためセシリィは正体を知られないようにしながら孤独に戦い続ける。
そしてもうひとりのヒロイン(騎士団長)が出張から戻ってきて、戦いは最終局面に……!
と、こんな感じ。最後あたりの展開は読み物として普通に面白かった。セシリィは禁忌の力によって胸に聖痕が刻まれており、胸を責められるだけで「おほおおおおおおお」とか叫ぶ上に(普通に恋人とHしたらドン引きされると思う)力を使うだけで発情していく。そんな状態で戦いながら、時には負けて衆人環視の中犯されたり、母乳が出る体質にされたり、日常生活でもオナニーしないと我慢できなくなったりする。まあここらへんはいつもの黒井シナリオだろう。
僕が推したいのは本作のシーンの半分以上を占める、選択肢間違いによるゲームオーバーシーンである。本作には10体以上の様々な淫魔が登場し、セシリィはそれらと戦って選択肢で正解を選べれば勝ち、間違えれば負けてHシーンが一個流れてゲームオーバー、といった単純な構成になっている。このような構成はよく「即堕ち」あるいは「この淫魔のシーンひとつだけかよ」と言われて叩かれるのだが、まあミドルプライスだし仕方ない。個人的にはアルカナセイバーのように淫魔あたり2つHシーンがあってもよかったかなとは思う。しかしこのような構成を生かしたハードなHシーンが本作の持ち味でもある。本作の敵達の多くは負けたヒロインを悠長に調教したりしないのである。犯す、壊す、殺す、それだけだ。どのシーンも最後にヒロインが死ぬか壊れるなら、ゲームオーバーにHシーンをふたつ割けないのも当然だろう。
このようなハードなシーンを書くのが、僕が大好きなライターであり、変身ヒロインゲームの傑作「プリズムセイバー」を手掛けたすまっしゅぱんださんである。
そんな素晴らしいエデンズリッターのエロシーンのいいところ10選を作ってみました。
1、ハードで容赦ない陵辱
敵の目的はヒロインを犯してエネルギーを奪うことであり、最終的なヒロインの生死はどうでもいいので、容赦はしない。ゲームオーバー系シーンでは最後にはヒロインは死ぬ。CGで描写はされないが頭から食べられるようなシーンもある。ヒロインもこのままだと死ぬことはわかっているので絶望感はかなりある。
2、犯されると弱くなるヒロイン
前述したように変身ヒロインの基本ですね。「あなたのような悪には絶対に負けない」と言っていたヒロインが「お願いします許してくださぃぃ」と明らかに知性のない相手にさえ懇願したり、「もう力いりません、セフィロトさま助けてぇぇ」と自分の戦いを否定して、最後には信仰を失ったり、かなり良い感じです。殺されるのが怖くなって自分から相手に媚びるシーンもあってよかった。
3、エナジードレイン
本作ではヒロインが絶頂するとエナジーが奪われるという設定になっている。つまり絶頂する→変身が解ける→死ということで、これが快楽を与えることの陵辱性を高めていて素晴らしい。ただし、実際に変身がとけることがCGで表現されるシーンはほとんどないのがとても残念である。
4、ありえない喘ぎ声
ハードな陵辱による異常な快楽を表現するための「お”お”お”」系の喘ぎ声もばっちり完備。更に声優が御苑生メイメイであり、どんなありえなそうな喘ぎ声でもちゃんと演じてくれます。ありがとうメイメイ様。「あへぇ♪」みたいな音符マーク付きの演技が凄いと思った。
5、弱点攻め
セシリアの胸が弱点という設定はシーンテキストでも生かされていた。どのシーンも胸を攻められているし、最初に胸でイかせてから次に本番へ、という流れのシーンも多かった。蜘蛛戦以降は絶頂すると母乳を吹き出すのもよし。
6、異種姦
ナメクジ、植物、ユニコーン等様々なモンスターの異種姦が楽しめます。ただしだいたい触手なので異種感はそれほど強くない。ただ最初は抵抗しているヒロインが人外の快楽によって堕ちてしまうという基本はおさえている。
7、リョナ要素
ボコボコ殴られたり、関節を外されたり、毒液を膣内に出されたりするシーンがある。しかしヒロインは聖痕により苦痛を快楽に変換してしまうためにリョナではない。苦痛はないにせよハードな陵辱感が出ていて僕は好きな要素である。
8、美麗なCG
サンプルを見て。
9、ノエインさん
本作のサブヒロイン。ここまで読んでくださった方なら分かるように、僕はこの人はあまり好きじゃない。この人は騎士団長で普通の女の子ではなく、典型的な「くっ、殺せ」さんだからだ。とはいえメインとは逆の属性のヒロインを入れて幅広い需要に対応するのは悪いことではないし、ノエインさんのHシーンも1~8までの良いところをだいたい持っている。ノエインの弱点はお尻、というか消化器官全般で、物を食べるだけで感じて食べ物は全部精子の味がするらしい。……セフィロトさんの試練鬼畜すぎない?お尻が好きな人にはおすすめか。声優さんの演技もメイメイに引けを取らないレベルなので安心。
10、オフィシャル特典
なんとオフィ通で購入するとHCGにして8枚分くらいの追加シナリオがあるらしい。お得!僕は持ってないがな!
WAFFLEさんお願いします別売りしてください。価格は2000円位でいいので。
まあこのようにいいところがたくさんある良作変身ヒロインゲーなのでハード陵辱が好きな人は是非プレイしてみてください。
おまけ 百合について
本作のヒロインセシリィとノエインはガチの百合関係にあり、本編途中で告白して恋人関係になっているし、エンディングでもラブラブである。ふたなりHシーンもある。
僕はこのアイデアはかなり良かったと思う。というのもこのシナリオはかなりハードな展開であるため、心の寄りどころがないとかなり暗い展開になっていただろうからである。かといって男キャラを用意するとなんか寝取られ感があって嫌になる。例えば「プリズムセイバー」の男キャラに僕は全く感情移入できず、彼のパートはほとんどスキップしていた。
その点サブヒロインとくっつければキャラ描写はしっかりされているから感情移入できないということもないし、百合の力でラスボスをぶっ倒すことも自然にできる。やはり百合は素晴らしいなあ。