SLG以外ではわりと珍しい一本道シナリオ。の割に選択肢が多くて辟易。もちろん一本道なのでお話が分岐するわけではなく単に選択肢を間違えるとエッチシーンが拝めなくなるだけ。シナリオ水増し以外に意味あったのかこれ。
所謂ハーレムルートしか用意されていない本作だが、四人のヒロインを同時進行で攻略し、攻略が終わった辺りで他のヒロインの存在がバレ、軽い修羅場へと突入する感じ。……なのだが修羅場と言ってもちょっと主人公をなじる程度でそんな深刻なものではなく、直ぐに3Pへと突入し仲良しこよしでめでたしめでたし、のようになってしまう。
カタルシスも何もあったものではなく、ちょっと残念。あくまで明るいハーレム物として捉えないと肩透かしを食らってしまう。
イベント毎の独立性が強く、ストーリーを進めているという感じが殆どしないのが一つの特徴。エッチイベント以外には特に見るべきものは無く、これも水増し以外の価値を見いだせなかった。
同時攻略(という名の四股)からのハーレムエンドだけで物語を完結させるというその一点にのみコンセプトが集約されていて、ハーレムや複数プレイが好きでない人にとっては何の価値もない作品。
ハーレムが好きで好きで仕方ないという人ならプレイしても楽しめるかもしれない。というか、そういう人以外楽しめる気がしない。