築城一人はビッチゲーのライターとして注目してるんですが、いままでの築城一人シナリオのゲームの中で一番の出来なのでは無いかと思う。
築城一人の十八番といえば底の抜けたビッチなヒロインと、性欲を鬱屈させた童貞主人公。これはヌキゲーで決して珍しい組み合わせでは無いのですが、築城一人の書く作品はなぜかどこか不思議な魅力があるように感じます。男が中学生くらいに感じるどうしようもない性欲のたぎり、「誰でもいいからやらせてくれないかなー」とか誰しも考えたことがあると思いますが、この感覚をうまく書くライターだと思います。
氏の手がけたゲームは低価格ゲーも多く、低価格ヌキゲーのボリュームでは氏の魅力を十分発揮できずに埋もれてしまいがちなのですが、今回はフルプライスということで期待していました。
前回、白濁系で出したフルプライスの姉ニモマケズは倫理の吹っ飛んだ純粋なバカゲーでしたが、今回の童貞クリニックは設定は倫理しらずのバカ設定なんですが、バカゲーをとても丁寧に書いているという印象で、ある種、リアリティまで感じられてとても良かったです。
なんというか、AV会社がつくった、妙に真に迫った手コキ等の実際にはありえない治療をしている偽の看護研修用教材ビデオってよく動画配信サイトに転がってると思うんですが、あれを見ているような感覚でした。
まあこんな病院があるなら私も行ってみたいと思ってしまいました。