ゲーム性重視作品として評価。やんごと推奨「このちょいエロRPGがちょっと凄い」(３作目)。パッと見からは意外に思える硬派な作りと多彩なギミックでRPG方向にもエロ方向にもじっくり楽しめます。難易度はちょっと高め。○（６勝１敗１分）（ネタバレ無し）
＜絵＞10/15点、＜設定＞10/15点、＜ｹﾞｰﾑ性＞30/30点、＜ｷｬﾗｸﾀ性＞15/15点、＜ｼｽﾃﾑ＞0/15点、＜ｸﾘｱ後＞0/10点
制作者さんの苦心が感じ取れる、微に細に工夫が感じられる良作です。すごい！
人数も戦闘タイプも全く異なる酒場の傭兵グループや、クラシックな作りのダンジョン、日や時間の概念等、
ツクールものとしては（ヤリ甲斐や難度的に）かなり骨太な部類に入るであろうRPGの上に、
処女を落とすタイミングをある程度自由に選択できたり、ドットエロがあったり、監禁脱出ミッションがあったり、
エロイベを通して傭兵達や町の人たちの個性まで楽しめたりと、エロRPGとしてのギミックがちりばめられており、
これでもかと言わんばかりの作りこみが楽しめます。
ツクールエロRPGを手に取る人は即物的なエロ絵が見たい訳ではなく、
自分でこねこねしながら進めてきたストーリーの中で
箱庭的な(ある意味お人形遊びに近い)エロを楽しみたい人だと勝手に推測しますが、
そうした欲求に充分応えることができる遊べるエロゲと言えるでしょう。
その点では、主人公のプロフィールに処女捨ての経緯が刻まれるという小さなギミックも大変素晴らしい！
残念なのは戦闘でのエロ攻撃やHR(ボテ孕)展開の欠如。
これが無いため、やや中だるみ感を抱いてしまいました。
またシステム面では早送りがあるなど気が利いている反面、
魔法やアイテムが整理できないため、後半はかなり見難くなってくるのが残念でした。
やや難しい事が評価を分けるかもしれませんが、
折角の手の込んだギミックを楽しむ上では、丁度良いものに感じました。
オススメです！
（追記）
某大手NTR系ブログさんで、それっぽい紹介がされているのを見かけましたが、
それ狙いでやるには小イベントすぎるし長距離走すぎるので要注意。無い事はないですが。